クリーム色と小豆色の塗装が特徴の熊本市電「5000形5014号車」が3月、8年ぶりに復活した。 かつて福岡市内で走っていた車両で、熊本でも約30年間運行。老朽化で引退したものの、2両つながった連接車が誇る市電随一の乗車定員が頼りにされ、通勤ラッシュで活躍している。還暦を迎えたベテラン車両に、県内外から注目が集まっている。 ◆レイアウト 製造時のまま 同車両は1957年4月に製造された。乗車定員130人の大容量が持ち味で、西日本鉄道(福岡市中央区)が運営した旧福岡市内線で運行していた。同線廃止に伴い、78年に熊本市電に移ると、2009年まで稼働。引退後は、上熊本駅で放置されていた。 一方、同市電の車両は現在、ほとんどが1両編成(定員約70人)で、ラッシュ時に乗客があふれることがあった。2両つながった新車両も取り入れたが、車いすが利用できる低床車両で客室に車輪の突起が出てしまい、乗車定員は86
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