東急東横線と東京メトロ副都心線の直通運転に伴い東横線渋谷駅は16日から地下へ移り、86年近い地上駅の歴史に15日、幕を下ろす。1927年8月に東京横浜電鉄の駅として誕生。相互乗り入れで地上2階から副都心線と同じ地下5階へ移設され、渋谷の人の流れも様変わりしそうだ。 東横線渋谷駅は横浜方面への始発、終着駅として1日約42万人が乗降。当初はプラットホーム一つで開業したが拡張され、64年に現在の4ホームになった。同じころ、かまぼこ形の屋根が連なった今の駅舎も完成した。「寂しい」といった利用者の声も聞かれる。 16日の運行から東横線は、横浜方面から代官山を過ぎた辺りで地下に入り、乗り換えなしで副都心線の新宿三丁目、池袋駅といったターミナルと結ぶ。JRの湘南新宿ラインに競合する形で、横浜-池袋が最速38分(JR同35分)、料金は450円(JR620円)となる。