津軽鉄道、DMV導入「諦めたわけではない」 道産技術に思い熱く (09/03 11:54) 「県などを巻き込んでDMV普及の期成同盟を立ち上げたい」と意気込む津軽鉄道の沢田長二郎社長(右) JR北海道が開発した線路と道路の両方を走る車両デュアル・モード・ビークル(DMV)の導入を検討してきた津軽鉄道(津鉄、青森県五所川原市)が、目標としていた2016年3月の北海道新幹線開業に合わせた導入を見送った。新幹線駅に接続する2次交通に―とラブコールを送っていたが、JRが一連の事故対応などでDMV実用化に向けた準備を中断したためだ。それでも、津鉄の沢田長二郎社長(74)は「まだ諦めたわけではない」。北海道生まれのユニーク技術に寄せる思いは、なお熱い。 津鉄は青森県内約21キロを走るローカル私鉄。沢田社長が抱いていたのは、同県今別町に設置される新幹線の奥津軽いまべつ駅でDMVを接続させ、バスとして最短