上越・東北新幹線で約20年間にわたって走った2階建てのE4系の先頭車両が21日未明、新潟市のJR東日本新潟新幹線車両センターから同市の新津鉄道資料館に運ばれ、「道路上を走る」新幹線を見ようと、多くの鉄道ファンが集まった。車両は来月から、同館で展示される。 長さ25・7メートル、幅約3・4メートルの先頭車両は大型トレーラーに積まれて午前0時に出発し、住宅街の中を進んだ。途中の交差点では何度も切り返し、約3時間をかけて20キロほどの道のりを移動した。 移動を見るために来た横浜市の吉田亜紀さん(28)は「2階建ての巨体が狭い道を通り抜けるのがすごい。興奮しました」。トレーラーを運転した寺嶋秀亮さん(42)は新入社員のころE4系搬入に携わったといい、「現役を終えて展示されると思うと感慨深いです」と話した。 E4系は現在、上越新幹線だけで走行している。JR東日本は2020年度末までにすべて新型車両に
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