9月6日、東京・一ツ橋の日本教育会館にでかけたら、周辺の道路を警察の警備車両十数台が取り囲んでいた。何のことかと聞いてみたら、日教組攻撃の「右翼が騒ぐんでね」。どうやら常態化しているらしい。 会館の入り口で「吉川さんの会ですね」と行き先を聞かれる。そうですよ、かつてのベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)事務局長の吉川勇一さんの「市民葬・お別れ会」に行くんですよ、古い取材先なんですから、とてもいい人だったんだ、そんなことをつぶやきながら、会館9階の会場に向かった。受付で「9条実現」のステッカーをもらって胸に張り付ける。これが会費2千円の領収証である。 「戦後70年」というのは、いったい何だったのだろう。日本の敗戦のあとも、朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク戦争とひっきりなしに戦争が続いた。どれもアメリカが絡む。日本がこれらの戦争に巻き込まれなかったのは、やはり憲法9条の存在、そして「ベトナムに平
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