増水で網が壊れ、ニジマスが流出した管理釣り場(3月1日撮影)。その後、網や魚は撤去された=岐阜市湊町の長良川で 今年2月、長良川鵜飼の観覧船乗り場(岐阜市湊町)にあった管理釣り場から外来種のニジマス3千匹が流出した事案を受け、県は専門家による検証と再発防止策を示した。設置場所は「増水しやすく流出は予見可能だった」などと計画の甘さを指摘。県は今後、河川でニジマスの管理釣り場を開設する際には、設置者に危機管理体制の事前の報告や地域の関係者への説明を求める。
米連邦司法当局は11日、ロサンゼルスの連邦裁判所で会見し、ドジャースの大谷翔平選手の元通訳でチームを解雇された水原一平容疑者を、大谷選手の銀行口座から1600万ドル以上(約24億5000万円)のお金を盗み、違法賭博のブックメーカーに送金した銀行詐欺の容疑で訴追したと発表した。 訴状と宣誓供述書によれば、水原容疑者は大谷選手の銀行口座から2021年11月〜2024年1月までの間に違法賭博の胴元に1600万ドル(約24億5000万円)以上を送金していた。それとは別に、今年1月から3月までオンラインマーケットプレイスの「eBay」などを通じて約1000枚のベースボールカードを購入し、大谷選手の口座から送金。金額は32万5000ドル(約5000万円)に上り、「ジェイ・ミン」の偽名を使っていた。
2022年7月に体調不良を理由に休養し、活動を休止していたロックバンド「サカナクション」のボーカル山口一郎さん。一時は極度の倦怠感でベッドから動けない状態が続いた。そんな状況の中、唯一の救いとなったのは、熱烈なファンであるドラゴンズの存在だったという。
なぜ中日ドラゴンズは勝てないのか−。多くのファンが感じている疑問に今夏、小学生のファンが自由研究で挑んだ。取り組んだ多治見市昭和小六年の高木集司(しゅうじ)君(12)に話を聴いてみると、ドラゴンズ愛が伝わってきた。 高木君は小学二年生ごろから地域の学童野球チームで野球を始めた。名古屋市出身で、チームのコーチでもある父哲男さん(45)の影響で、二年ほど前から中日ファンに。テレビ中継で試合を見たり、年数回はバンテリンドームナゴヤへ観戦に訪れたりしている。好きな選手は岡林勇希選手(20)で「どんな球もヒットにできる」とあこがれる。 自由研究に取り上げようと思ったのは「最近、中日が勝てないのはどうしてなのか気になった」からだ。夏休みの三週間ほどを使い、哲男さんの助けも借りながら、インターネットで調べた攻撃や守備のデータと、それに基づく分析をスケッチブック一冊にまとめた。 研究で高木君が気付いた中日
サンバイザーに将棋の駒の飾りを着ける、ビール販売員の北橋きらりさん(撮影のためマスクを外しています)=名古屋市東区のバンテリンドームナゴヤで 将棋の王位戦七番勝負(中日新聞社など主催)が盛り上がる夏。プロ野球の熱戦が続くバンテリンドームナゴヤ(名古屋市)では、将棋が大好きなビールの販売員が活躍している。同市内の大学一年、北橋きらりさん(19)。将棋駒の髪飾りをシンボルに客席を駆け巡り、ビールを注ぐ。近年の将棋ブームを歓迎しつつ、「将棋もスポーツみたいにドキドキする。野球もどちらも楽しんでもらえたら」と笑顔で語る。 (岡村淳司) 北橋さんは三重県伊勢市出身。五歳の頃、祖母に地元の将棋センターに連れて行かれ、指し方を覚えた。三重高校ではダンス部と掛け持ちで将棋部に所属。二〇一九年に出場した全国高校選手権大会県予選では、一年生ながら女子個人の部で優勝し、以後、全国大会の常連になった。腕前は「初段
新左翼組織・連合赤軍が引き起こした「あさま山荘事件」から、今年で半世紀が過ぎた。漫画家の山本直樹さん(62)=東京都=は、一連の顚末を取材し、2006年から12年かけて漫画「レッド」シリーズ(計13巻、講談社)を描き上げた。執筆の背景にあったのは、1995年3月のオウム真理教による地下鉄サリン事件。時代の異なる二つの事件を「似ている」と語る山本さんの作品は、現代の社会に何を投げかけるのか。(谷口大河) 「レッド」は、ベトナム戦争に反対し、彼らなりの青春を謳歌する若者たちが、次第に過激さを増し、山中のアジトで仲間を次々にリンチにかけ殺害していく姿を克明に描く。象徴的なのが、メンバーに素行や思想を自己批判する「総括」を要求するシーンだ。総括を促すためとして暴力を振るい、12人を死に至らしめた。 地下鉄サリン事件では、有名大学出身の若者たちが無差別テロを起こし、14人の死者と6000人超の負傷者
自国の国民どころか、児童にも容赦はない。ロシアはウクライナ侵略を開始してから2日で1週間目。ロシアで反戦を訴えた者は50都市で計約7000人が逮捕、拘束された。中には、小学校低学年とみられる3人の児童が連行され、護送車に押し込められた写真がネットで拡散、物議を醸している。 ロシア野党の政治家、イリヤ・ヤシン氏が同日、SNSに投稿した写真に写っているのは、うつろな表情の3人の児童で、そのうち2人は女子。小さな手にはクレヨンとおぼしきカラフルなロシア語の文字で「нет войны(戦争はノー)」と描かれた反戦プラカードが握られ、花の絵も添えられている。3人がいるのは警察車両の護送車。頑丈な鉄格子の後ろに座らされている。3人は花を手向けるためウクライナ大使館に向かっていたところを捉えられたという。
五冠目に挑戦中の将棋の藤井聡太四冠(19)=竜王・王位・叡王・棋聖、愛知県瀬戸市=と、初の七大タイトルを獲得した囲碁の関航太郎天元(20)。中日新聞社が主催する「王位戦」と「天元戦」のタイトルホルダーが、15日の天元就位式を前に初めて顔を合わせた。21世紀に生まれた両者は、人工知能(AI)を駆使し、深い研究を行う共通点がある。盤上への向き合い方やAIの活用法など、若きトップ棋士らの興味深い対話をご紹介します。(対談の動画はQRコードから) ―お互いをどう見ていますか。 藤井 関さんは天元戦で一力遼九段に勝たれて、すごいペースで強くなられている印象です。 関 藤井さんは十代で四冠。すごいと感じます。 ―専門以外の腕前は。 関 将棋はほとんどできませんが、ルールは分かります。 藤井 囲碁は全く分かりません。セキとコウはかろうじて分かるかも(笑)。(※セキとコウは囲碁用語。関天元は、囲碁棋士間で
将棋の藤井聡太四冠と今年のタイトル戦で熱戦を繰り広げた豊島将之九段(31)=愛知県一宮市出身=が、初めて弟子をとることが決まった。来年二月一日付で女流棋士になる岐阜市の鶯谷高校一年岩佐美帆子さん(16)。プロの弟子を持つ棋士では現役最年少となる豊島九段は、「小学生のときから知っていて、強くなりたい気持ちが伝わってきた。実力を付けることに専念してほしい」と飛躍を期待する。 (世古紘子) 岩佐さんは、兄二人の影響で、小学四年で将棋を始めた。地元岐阜の教室に通い、一宮市の尾張一宮将棋同好会の教室にも足を運び、腕を磨いた。五年生で養成機関の東海研修会(名古屋市)に入会。十二日にあった研修会で四連勝し...
六月の知事選の期間中、川勝平太知事が富士市で開かれた集会で、女子学生を念頭に「顔のきれいな子はあまり賢いことを言わないと、きれいになる」などと発言していたことが分かった。女性蔑視、差別とも取れる発言で、識者はジェンダー(性差)意識の低さを指摘。川勝知事は取材に、「傷つかれた人がいたとすれば、申し訳ない」と話した。 川勝知事を巡っては、十月の参院静岡選挙区補欠選挙の応援で、前御殿場市長の自民党候補を念頭に「あちらはコシヒカリしかない」などと発言したことが問題化。二十四日の県議会臨時会で、辞職勧告決議案が賛成多数で可決されている。 関係者への取材や本紙が入手した音声データによると、知事選での発言は告示後の六月六日、陣営が市民ら約五十人を集めて富士市で開いた集会であった。川勝知事はかつて静岡文化芸術大の学長をしていた際、中日本高速道路の新東名高速道路の建設現場を女子学生らと視察したエピソードを紹
焼津港(焼津市)で水揚げされたカツオを無断で抜き取った窃盗の疑いで焼津漁協職員ら四人が逮捕された事件で、県警は二十七日、新たに同漁協職員、青野友成容疑者(31)=同市小土=ら三人を逮捕した。別の窃盗に関わったとして、既に逮捕されていた四人を再逮捕した。
静岡大の元副学長で人文社会科学部の男性教授が「米国上院議会で新型コロナは嘘(うそ)(lie)であるとの発表がありました。よってワクチンは有害無益」などと記載したメールを学生らに送っていたことが、同大などへの取材で分かった。陰謀論のような内容で、大学側は「教育行為として妥当ではない」とメールを問題視し、男性教授を口頭注意した。 同学部などによると、この男性教授は六月初旬、授業を受けている学生らにメールを一斉送信。米国の前大統領を引き合いに「トランプ率いるホワイト軍によって首謀者たちは逮捕されています」「日本もすぐに協力者たちの大量逮捕が始まりワクチン接種は中止になるでしょう」とも記載し「大いに拡散してください。夜明けはもうすぐです」と呼び掛けていた。
愛知県の大村秀章知事のリコール活動団体会長で美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長の女性秘書が、署名提出期限直前の昨年10月下旬~11月上旬、名古屋市内の公共施設で、押印のない大量の署名に指印を押す不正に関与した疑いがあることが、複数の関係者への取材で分かった。 高須氏は本紙の取材に「私は全く知らなかった。本人に確認したところ『田中さんから要請されて悪いことをしてしまった』と話していた。厳しくしかった」と話している。代理人を通じて女性秘書に取材を申し込んだが回答はなかった。 関係者によると、11月4日の署名提出期限直前の数日間、名古屋市内の生涯学習センターなどで、集まった署名を自治体別に仕分けする作業が行われた。一部のセンターでは、佐賀市でアルバイトが偽造したとみられる同一筆跡の署名が運び込まれ、事務局長の田中孝博容疑者の指示で、押印のない署名に指印を押す不正が行われ、高須氏の女性秘書も
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