欧州気象衛星機構(EUMETSAT)が提供の地球を捉えた衛星画像(2012年8月7日提供)。(c)AFP/EUMETSAT 【2月12日 AFP】2億5000万年以上前に地球上のほぼすべての生物が死滅した「ペルム紀末の大量絶滅」の進行速度は、これまで考えられていたよりもはるかに速かったとの研究論文が10日、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。 米マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology、MIT)などの研究チームが発表した論文によると、ペルム紀末大絶滅が発生した期間は6万年(誤差の範囲はプラスマイナス4万8000年)だという。これは地質学的にみるとほんの一瞬の出来事だ。 この大量絶滅では、地球上の生物の96%が死滅した。大量絶滅