今年2月、デンマーク紙の風刺画掲載が世界中で大きな事件に発展したことをまだ覚えている方はいらっしゃるだろう。今年9月にはローマ法王のイスラム教に関する否定的と受け取られる発言があって、やや似た状況も起きてしまった。 風刺画掲載そのものは昨年の9月で、そういう意味では、デンマーク国民からすると、丁度1年経ったことになる。 果たしてデンマークは、そして表現の自由はどう変わったのだろう?そして、人々はどんなことを考えて生きているのだろう?もちろん、風刺画のことなど、考えないで生きている人のほうが多いには違いない。それでも、ムスリム国民、非ムスリム国民との間の関係には何か変化があるのか、ないのか? そんなことが気になって、9月末から10月上旬にかけて、コペンハーゲンを再度訪れてみた。2月の風刺画事件の渦中に行ったのが初めてなので、今回が2回目となった。 その結果を、新聞通信調査会というところの「調
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