Liイオン2次電池と聞くと、家電機器を連想する人が多いが、最近では車への搭載も期待されている。今のところハイブリッド車などに搭載されている電池はニッケル水素2次電池が多い。 そんな中、東芝は、押し潰しても破裂したり発火したりしない新型2次電池「SCiB」を開発、2008年3月に量産を開始している。カギを握ったのは、東芝が独自に開発したチタン酸リチウム(LTO)を主要材料とする負極材料である。SCiBの用途としては、電気自転車、電動バイク、電動フォークリフト、無人搬送車などを挙げており、さらにハイブリッド車、電気自動車向けSCiBの開発にも積極的に取り組んでいる。 量産を開始したのは、幅62×高さ95×厚さ13mmの手のひらサイズの二次電池(図)。容量は4.2Ah、電圧は2.4V、電池1個で10Whの電力を蓄えられる。最大充電電流は50A、最大放電電流は45Aである。50Aもの大電流によって
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