トヨタ自動車は,2008年4~6月期(第1四半期)の連結決算を発表した。売上高は6兆2151億3000万円(前年度同期比4.7%減),営業利益は4125億9100万円(同38.9%減)となり,減収・減益だった。北米における需要の落ち込みや,小型車へのシフトが大きく影響している。 2008年度第1四半期の連結販売台数は,日本が51万2000台(前年度同期比1万2000台増),北米が72万9000台(同3万3000台減),欧州が30万1000台(同3万2000台減),アジアが26万2000台(同4万台増),その他(中南米,オセアニア,中近東など)が38万2000台(同3万7000台増)である。新興国や資源国では販売台数が増えたが,成熟市場では落ち込んでいる。 成熟市場で営業減益 所在地別営業利益に関しても,同じ傾向がみられる。アジアやその他地域は増益だが,日本/北米/欧州では減益に終わった。