[東京 28日 ロイター] 前日にバブル後最安値を更新した日経平均株価があっさりと7000円を割り込んだ。その後反発に転じたが、底打ち感は乏しく不安定な展開が続いている。 10月28日、前日にバブル後最安値を更新した日経平均株価があっさりと7000円を割り込んだ後反発に転じたが、底打ち感は乏しく不安定な展開が続く。写真は同日東京都内で(2008年 ロイター/Toru Hanai) 円高が急速に進行しているため外貨建ての日経平均の下落率が比較的小さく、現金化を急ぐ海外勢の売りを誘いやすい構図となっているためだ。内需育成が遅れた日本経済の高い外需依存度を海外勢は見抜いており、円高のさらなる進行や新興国を含めた世界経済の後退感が強くなれば、再び売り攻勢を強める可能性が大きいという。 <円高効果で外貨建て日本株の下落率はマイルド> 9月初めと比較した日経平均の28日終値は40%下落しているが、ドル