北極海の海氷の広がりは、人工衛星による観測が継続されている最近30年間ほどを通してみると減少傾向がある。これは地球温暖化の一つの現われであり温暖化を強める要因でもあると考えられることが多い。とくに2007年9月に観測史上最小になったことは大きく話題になった。 (ここでの「海氷の広がり」(英語sea ice extent)という用語は、「海氷面積」(sea ice area)と近い概念だが、区別しておきたい。海を30キロメートル四方くらいの升目に区切って考える。ひとつの升目を、たとえば飛行機で上から見たとすると(雲にさえぎられないとすると)、升目の内に海氷に覆われた部分と水面の部分がある。この海氷に覆われた部分の面積だけを広域に集計したのが「海氷面積」だ。他方、升目のうち海氷に覆われている割合があらかじめ決められた数値(たとえば15%)以上の升目の面積全体を集計したのが「海氷の広がり」あるい
人為的影響による地球温暖化(AGW:Anthropogenic Global Warming)の原因とされる温室効果ガスの代表は二酸化炭素(CO2)だが、米航空宇宙局(NASA)によると、全体の影響で占める割合は43%。半分以下である。その他の温室効果ガスで影響力の高い順に見ていくと、メタンガスが27%、黒色炭素(Black Carbon:ブラックカーボン)が12%、ハロカーボン(Halocarbons:ハロゲンを含む炭素化合物)が8%、一酸化炭素と揮発性有機物は7%となる(参照)。 一位のCO2と二位のメタンガスについてはよく知られているが、三位の黒色炭素はいわゆる煤のことである。ろうそくの炎の上にガラスを軽く当てると、きめの細かい煤が採取できる。落ち葉焚きといった通常のバイオマス燃料の燃焼でも発生する。この黒い色の特性が熱吸収をもたらすことで温暖化を促進している。氷や雪に付着して溶解を
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話題になっている地球温暖化予測に関する論文を読んだので、紹介してみます。 タイトルは「Irreversible climate change due to carbon dioxide emissions」で、和訳すると「二酸化炭素排出による不可逆的な気候変動」。*1 で、論文に入る前に、予備知識としてCO2濃度の予測を確認しておきます。 IPCC第3次評価報告書第1作業部会報告書fig.5 世界の産業構造によっていくつかのシナリオが考えられていて*2、このままの経済成長路線を想定したのがA1Bシナリオ(赤実線)。2100年に700ppmを超えると予測されています。これを頭に入れておいて下さい。 それでは本論文ですが、これは、気候モデルを使って*3、21世紀中のCO2排出が1000年後にどのような影響を与えるかを調べたものです。特徴的なのは、CO2排出がピークに達したその後は全く排出しない
──シュナイダー教授は、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)で、評価報告書などの執筆者を務めてきました。IPCCの報告は、国際的な気候変動に関する議論を方向付けるうえで大きな役割を果たしていますが、昨年公表された第4次評価報告書以降、どのような議論が行われようとしているのでしょうか。 ステファン・シュナイダー教授(以下敬称略): IPCCは、これまでに4次にわたる評価報告書とさまざまな技術報告書、特別報告書をまとめています。そして、次のステップとして、第5次評価報告書を出すことになります。どういう内容になるのか、その方向性は今のところわかりませんが、今年9月には各国政府の代表が集まるプレナリー会議があるので、そこで議長や主執筆者、中身の方向性が見えてくるでしょう。再生可能エネルギーについての特別報告書をつくることになるかもしれません。 ──第5次評価報告書を取りまとめるための体制は
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