PaaS基盤「Cloud Foundry V2」内部で使われるBuildpack、Wardenコンテナの仕組みとは?(前編) オープンソースで開発されているPaaS基盤ソフトウェア「Cloud Foundry」では、HerokuのBuildpackやコンテナ技術のWardenなどが内部で使われ、柔軟なPaaSの機能を実現しています。 以前の記事「PaaS基盤「Cloud Foundry V2」のアーキテクチャは、どうなっている?」の続編として、さらに詳しいCloud Foundryの仕組みを、5月23日に開催された「第19回 PaaS 勉強会(旧称:Cloud Foundry 輪読会)」のNTTコミュニケーションズ 草間一人氏のセッションを基に紹介します。 本記事は前編、中編、後編に分かれています。いまお読みの記事は前編です。 Cloud Foundry v2で変わった内容とは 草間と申し
[速報]コンテナ型仮想化のDocker 1.0がリリース。Dockerはコンテナエンジンからプラットフォームになると宣言 Linux上のコンテナ型仮想化の実装として話題を集めていたDockerが、正式版となる「Docker 1.0」のリリースを発表しました。6月9日(日本時間で今日6月10日)から2日間サンフランシスコで開催中のイベント「dockercon14」において発表されました。 OS上に複数のユーザー空間を作り出すコンテナ型仮想化は、物理サーバ上に仮想サーバを作り出すハイパーバイザ型の仮想化よりも軽量で起動も高速だという利点を備えています。 DockerはLinuxにおけるコンテナ型仮想化の実装として人気を集めており、Red HatがDockerのための軽量OS「Red Hat Enterprise Linux Atomic Host」の開発を表明。AmazonクラウドもAWS E
Googleは昨年2013年12月にIaaS型クラウドサービスの「Google Compute Engine」を正式サービスとして開始した際に、コンテナ型仮想化のDockerを正式にサポートすると発表しました。 そして今度はPaaS型クラウドサービスの「Google App Engine」でDockerのサポートを開始すると、6月10日付けのブログ「An update on container support on Google Cloud Platform」で明らかにしました。 Google App Engineは、PythonやJava、PHP、Goなどのアプリケーションの実行環境と、スケールアウトやフェイルオーバーなど自動化された運用環境を提供しますが、今年の3月には「Managed Virtual Machines」(Managed VM)と呼ばれる新機能が追加されました。 Man
Red Hat Enterprise Linux 7がリリース。Dockerサポート、カーネル3.10、MariaDB 5.5、XFSデフォルトなど Red Hat Enterprise Linux 7は、Fedora 19とlinux kernel 3.10がベースとなっており、WindowsのActive DirectoryやWindows domainなどとの相互運用性の向上、コンテナ型仮想化のDockerサポート、デフォルトのファイルシステムにXFSを採用などが主な特長。 Red HatはRed hat Enterprise Linux 7を、ハイブリッドクラウド環境での稼働に適した機能を提供したと、プレスリリースで説明しています。 Red Hat Enterprise Linux 7 offers a cohesive, unified foundation that enabl
IBM SoftLayerが「Direct Link」開始、クラウドへの専用線接続を実現。東京での接続も可能に 米SoftLayerは、同社のクラウドを提供しているデータセンターに専用線で直接接続できる新サービス「Direct Link」の開始を発表しました。 Direct Linkを利用することで、自社のオフィスや自社のデータセンターからインターネットを経由せずにクラウドへの通信が可能になるため、クラウドをあたかも自社データセンターの一部として利用するような、より高速かつセキュアな利用が可能になります。 Direct Linkは、SoftLayerがグローバルに展開する18カ所のPoP(Points of Presence)、いわゆるアクセスポイントに専用線を接続することで利用できます。PoPは東京にも1カ所あり、国内ユーザーは東京まで専用線を引くことでDirect Linkの利用が可能
ネットワールドは2014年6月12日、VMware製品のサイジングができるWebサイト「Software Defined CONCIERGE」を公開した。ユーザー登録をすれば誰でも利用できる。まずは第一弾として、VDI(デスクトップ仮想化)のサイジングメニューを用意した。要件を入力すれば、必要なシステムスペックを提示してくれる。 VDIソフト「VMware Horizon View」と、VDIに向いた仮想ストレージソフト「VMware Virtual SAN」のサイジングができる。仮想デスクトップの台数や1台当たりのメモリー/ディスク情報、物理サーバーの台数や構成などの要件を入力するだけで(写真1)、必要なハードウエア要件を算出する(写真2)。要件の入力時には、推奨値や一般的な指標を示してくれる。 ログインユーザーごとに、サイジング結果を履歴として残せる。また、サイジング結果画面から見積も
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