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ブックマーク / xtech.nikkei.com (16)

  • IOSルーティング編 デフォルトルートの設定

    ルーターがパケットを中継するにあたってルーティングテーブルに該当する経路情報がない場合,「デフォルトルート」と呼ばれるルートにパケットを転送します。ネットワークを構築・運用するときは,このデフォルトルートの通知や再配布を考える必要があります。今回はデフォルトルートがどのように配布されるかを学習しましょう。 デフォルトルートの設定に使うコマンド 最初に,デフォルトルートの設定について解説します。デフォルトルートの設定に使うコマンドには3つの種類があります。ip route,ip default-network,ip default-gatewayです。 ip routeコマンドはスタティックルートを設定するコマンドです。このコマンドでデフォルトルートを設定するためには,ネットワークアドレスが0.0.0.0でサブネットマスクが0.0.0.0というネットワークあてのスタティックルートを設定します

    IOSルーティング編 デフォルトルートの設定
  • 第3回 100V給電と200V給電,どちらを選ぶか

    エーピーシー・ジャパン ソリューション事業部 プラットフォームエンジニアリング部 プラットフォームエンジニア 武 IT機器には100Vと200Vの電源タイプがある。電源システム設計時には,給電電圧を100Vにするか,200Vにするか,どちらかを選択することになる。あるいは両方が必要なこともあるだろう。実際にどの電圧を選択するかは,設備側(ビル側)で用意できる電圧と,使用するIT機器の電圧によって決まるが,ここでは電圧を選択するための基的な検討材料をいくつか挙げてみる。 給電方式や電圧にはいくつかある 通常のオフイスビルでは,テナントに対し単相3線方式により単相100Vおよび200Vの両方を給電される場合が多い。単相3線方式では,図1のように単相100Vを2回路,単相200Vを1回路とることができ,主に電灯回路に使用される。また三相200Vも使用できることがあるが,三相200Vの場合

    第3回 100V給電と200V給電,どちらを選ぶか
  • 第5回 OpenLDAPかActive Directoryか[前編]

    第3回および第4回の「WindowsLinuxか」で見たように,Linuxなどの無償UNIX風OSを活用すれば導入コストを抑えることができる。このときもう一つ選択に迷うことになるのが,ユーザーやコンピュータなどのネットワーク資源を一元管理するディレクトリ・サービスである。 UNIX風OSで広く使われているのは,オープンソースの「OpenLDAP」。Windows Serverなら「Active Directory」である。ユーザー管理の面では,機能差はない(図1)。ただポリシー管理の簡単さとGUIの使い勝手という操作面では,Active Directoryに軍配が上がる。ここを見極めれば,OpenLDAPを用いたコスト削減の道が開けてくる。 図1●OpenLDAPとActive Directoryの標準機能 ユーザーの集中管理に関する機能に限ればOpenLDAP単体で事足りる。Activ

    第5回 OpenLDAPかActive Directoryか[前編]
  • 日立、ログイン時のICカード/生体認証をWin8で利用可能に

    日立ソリューションズは2013年6月24日、ICカードや指静脈認証を利用したログイン認証システム「AUthentiGate」(写真)の新版を発表した。8月30日に販売開始する。新版ではクライアントソフトの稼働OSと認証デバイスを拡大し、Windows 8端末で利用できるようにした。 AUthentiGateは、Windowsログインや業務アプリケーションへのログインを認証するシステムである。認証情報を一元管理する認証サーバーソフトと、認証を受けるWindowsマシンに導入するクライアントソフトで構成する。クライアント側では、認証デバイスとして、ICカードリーダーまたは指静脈認証デバイスを利用できる。 今回の新版では、認証対象にWindows 8機を追加した。具体的には、クライアントソフトをWindows 8でも動作するようにしたほか、ICカードリーダーとしてWindows 8端末が搭載して

    日立、ログイン時のICカード/生体認証をWin8で利用可能に
  • Power Users

    アプリケーションの起動など通常の利用操作に加え,ファイル/プリンタ共有機能など一部の管理操作を可能にするユーザーを作成するとき利用するグループ。簡単なアプリケーションのインストールもできる。 Windows XPでは「標準ユーザー」と呼んでいる。管理者(Administrators)と比べて,レジストリやフォルダへの書き込みなどが制限されている。例えば管理者は全てのレジストリを変更できるのに対して,Power Usersはユーザー領域(「HKEY_CURRENT_USER」)と一部のコンピュータ領域(「HKEY_LOCAL_MACHINE\Software」)にあるレジストリしか変更できない。また管理者は全てのフォルダに書き込みが可能だが,Power Usersはユーザー領域(「\Documents and Settings\%userprofile%」)と一部のシステム領域(「\Prog

    Power Users
  • 技術者はSEになるな、「何でも屋」になれ

    今回の「極言暴論」のタイトルを見て、「何を言っているんだ。こいつ」と思った読者も多いはずだ。前回の記事では、「何でも屋」としてのSEがプロジェクトマネジャーの役割まで担うことの弊害を説いたはずなのに、舌の根も乾かぬうちに奇妙な主張をするとは(関連記事:技術者をプロジェクトマネジャーにするな)。私が読者でも、そう呆れてしまう。 だが実は、同じ「何でも屋」でも、前回と今回の話では前提が違う。前回のような「何でも屋」としてのSEが活躍するのは、これまでのウォーターフォール型の開発プロジェクトの世界だ。いわゆる基幹系システム、つまりバックヤード、間接業務などの比較的要件がはっきりしているシステムをスクラッチで作るような従来型のシステム開発を想定している。 一方、今回暴論しようと思う話は、ビジネス直結のシステム、つまり新ビジネスの創出やビジネスモデルの変革に取り組む際のシステム開発を前提にしている。

    技術者はSEになるな、「何でも屋」になれ
  • 本当に知っている?Windows XPの基礎[アーキテクチャ編](第1回)なぜアプリがハングしてもOSは大丈夫か?

    当に知っている?Windows XPの基礎 [アーキテクチャ編](第1回)なぜアプリがハングしてもOSは大丈夫か? ユーザー・モードとカーネル・モード 橋渡しするWindowsサブシステム ■システムとアプリケーションは,お互い完全に独立して動いているため,アプリケーションがハングアップしても,Windowsシステムは稼働を続けられる。 ■ユーザー・モードで動作するアプリケーションと,カーネル・モードで動作するシステムの間を橋渡しすることがWindowsサブシステムの役割である。 ■アプリケーションもWindowsサブシステムもユーザー・モードで動作するが,2つの間を細かく見るとカーネル・モードのLPC(ローカル・プロシージャ・コール)サービスが重要な役割を果たしている。 (2005年11月号「当に知っている?Windows XPの基礎[アーキテクチャ編]」より) 今回からこの連載は「

    本当に知っている?Windows XPの基礎[アーキテクチャ編](第1回)なぜアプリがハングしてもOSは大丈夫か?
  • VMwareのVDIをサイジングできるWebサイトをネットワールドが公開

    ネットワールドは2014年6月12日、VMware製品のサイジングができるWebサイト「Software Defined CONCIERGE」を公開した。ユーザー登録をすれば誰でも利用できる。まずは第一弾として、VDI(デスクトップ仮想化)のサイジングメニューを用意した。要件を入力すれば、必要なシステムスペックを提示してくれる。 VDIソフト「VMware Horizon View」と、VDIに向いた仮想ストレージソフト「VMware Virtual SAN」のサイジングができる。仮想デスクトップの台数や1台当たりのメモリー/ディスク情報、物理サーバーの台数や構成などの要件を入力するだけで(写真1)、必要なハードウエア要件を算出する(写真2)。要件の入力時には、推奨値や一般的な指標を示してくれる。 ログインユーザーごとに、サイジング結果を履歴として残せる。また、サイジング結果画面から見積も

    VMwareのVDIをサイジングできるWebサイトをネットワールドが公開
  • [Windows 7編]ネットワーク設定を標準で使ってはいけない

    Windows 7のネットワーク設定を標準で使ってはいけない。標準では「SNP(Scalable Networking Pack)」と呼ばれるネットワークを最適化する機能が有効化されている。この「SNPが有効化」されている設定のままPCを動作させると、ネットワーク処理が不安定になったり、ネットワーク処理とは関係ないアプリケーションの処理に影響を与えたりする可能性があるからだ。 SNPとは、通常はPC上のプロセッサが行っているネットワーク処理を、PC内部のNIC(ネットワークインタフェースカード)に担当させるなどしてプロセッサの負荷を下げる機能だ。 ハードにネットワーク処理を分担させるSNP SNPは三つの機能からなる。「SNPが有効」とは三つのうち、少なくとも一つが有効化していることを指す。 (1)TCP Chimney Offload TCPのネットワーク制御をプロセッサからNICにオフ

    [Windows 7編]ネットワーク設定を標準で使ってはいけない
  • [1]ストレージメーカー8社の製品・戦略

    Violin:森山 Violin Memoryの森山です(写真1)。オールフラッシュ製品を軸に販売しています。Violin MemoryはもともとDRAM製品を作っていた会社ですが、フラッシュメモリーの将来性を確信し、フラッシュメモリーを使ったストレージを作ろうということで、2009年から製品化を始めて今に至ります。 SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)ではなく、全面的に東芝製のフラッシュデバイスを使い、内部バスとしてPCIeを利用していることが特徴です。そのフラッシュの性能を最大限引き出しながら寿命を伸ばすために、フラッシュのコントローラーや、RAIDコントローラー、アレイコントローラーといったコントローラー群も開発しています。フラッシュはVIMM(Violin Intelligent Memory Modules)というカードに搭載していますが、その制御はカード上のFPGA(Fiel

    [1]ストレージメーカー8社の製品・戦略
  • IaaSを構成するOpenStackの主要5プロジェクト

    今回は、OpenStackで構築するIaaS環境とはどのようなものか、全体を俯瞰してみよう。 OpenStackによるIaaS環境で中核となるのは、「Nova」「Glance」「Swift」「Keystone」「Horizon」という五つのコアプロジェクト(=コンポーネント)である。図1に、各コンポーネントと、クラウド管理者/テナント管理者/エンドユーザーの関係を示した。それぞれの概要を以下に紹介しよう。 (1)Nova:仮想化基盤管理 NovaはAmazon Web Services(AWS)のAmazon EC2およびEBS(Elastic Block Storage)に相当する機能を提供する。ハイパーバイザにより提供される仮想化されたコンピューティングリソース(仮想マシン、仮想ボリューム、仮想ネットワーク)をリソースプールとして管理するIaaSのサービス基盤の中核部分である。KVM、

    IaaSを構成するOpenStackの主要5プロジェクト
  • 「フラッシュストレージの多くは今後2年でSSDベースに移行するだろう」

    Pure Storageが参入する以前のストレージ市場は、ハードディスク(HDD)が主流だった。SSDは、HDDのディスクアレイに対して高速な階層やキャッシュを付加するためのものだった。一方で、HDDを使わないオールフラッシュの製品もあったが、これらは専用に設計されたハードウエアを使うなど高価な製品だった。 こうした状況で登場したのがPure Storageだ。HDD互換の汎用SSDを搭載しつつ、HDD向けのストレージソフトウエアを踏襲することなくSSD向けに一からソフトウエアを開発した。この結果、オールフラッシュの性能をHDD並みの容量単価で提供できる製品となった。 高速ストレージの市場は、世界で150億ドルの規模を持つ。この市場の多くが、今後10年のうちにSSDベースのフラッシュストレージに移行するだろう。 既存ストレージにSDDを搭載しただけではだめなのか。 HDDの特性とSSDの特

    「フラッシュストレージの多くは今後2年でSSDベースに移行するだろう」
  • IPsecとVPN

    ポイント ●IPsecは暗号通信のための通信プロトコルで,インターネットのような公衆網を仮想的な専用線(VPN)として利用するための技術として利用されている ●IPsecによるVPNを利用して,拠点間を結んだり,リモート環境からインターネットを介して社内の業務ネットワークにアクセスするような使い方ができる ●インターネット区間の伝送品質,速度,接続性に関しては保証はないが,専用線に比べ,コスト(通信にかかる費用)を抑えることができる 会社の拠点が離れた場所にあってネットワークで結びたい場合,理想的なのは専用回線を引くことです。これならば,回線上で盗聴される確率が格段に低くなります。しかし,専用回線の利用はどうしてもコスト高になりがちです。 そこで,接続コストが安価ですむインターネットを介して拠点間を結ぶVPNがさかんに使われています。こうすることで,仮想的に専用線を引いたような使い方ができ

    IPsecとVPN
  • グループ・ポリシーの[コンピュータの構成]で設定した内容のみを適用したい

    Active Directory環境でグループ・ポリシーを使用しています。セミナーに参加する社外の顧客が一時的なユーザーとして使用できるコンピュータを設置しようと考えています。そのため,利用するユーザーに関係なく,コンピュータに対してのみグループ・ポリシーを適用して,どのユーザーでも常に同じ構成にする必要があります。グループ・ポリシー・オブジェクトの[コンピュータの構成]のみを適用し,[ユーザーの構成]が適用されないように設定したいのですが可能でしょうか? Active Directoryのグループ・ポリシーが持つループバック処理モードを使えば可能です。このループバック処理モードとは,会社の受付,学校の教室など特定コンピュータでの使用を想定した機能で,ポリシーの適用ルールで通常と異なる例外処理が構成できます。 一般的に,グループ・ポリシー・オブジェクトは,まずコンピュータを起動すると,[コ

    グループ・ポリシーの[コンピュータの構成]で設定した内容のみを適用したい
  • 文字コードの基本:ITpro

    コンピュータで文字を取り扱う際,文字コードについて知っておく必要があります。特に日では複数の文字コードが混在して使われる上,プラットフォームによって取り扱う文字の種類も異なることから,状況が複雑になっています。記事では文字を正しく取り扱うための基礎知識について簡単に紹介します。 コンピュータはすべてのデータを数値として取り扱います。文字を取り扱うときも,数値に対応づけて処理します。 例えば,「ようこそITpro」というテキスト・データをWindows XPのメモ帳で作成し,ファイルに保存します。そのファイルをバイナリ・エディタで開くと写真1のような数値が並んでいることが分かります。各文字と数値は表1のように対応づけられています。

    文字コードの基本:ITpro
  • スルガ銀-IBM裁判から垣間見えた“SI時代の終焉”

    「SI(システムインテグレーション)時代の終焉だ」――。スルガ銀行が日IBMにシステム開発の失敗による損害賠償を求めていた裁判の第一審判決(日IBMの敗訴)について、スルガ銀側から意見書を提出していたAITコンサルティングの有賀貞一代表取締役は、こんな興味深い発言をした。この判決はITベンダーにとって、一つの時代の終わりを告げているかのようだ。 判決が下った翌日の2012年3月30日、日IBMは社長の交代を発表した。新社長は元独IBM社長のマーティン・イェッター氏。5月15日に社長に就任する。57歳の橋孝之社長はわずか就任3年余りで退くことになる。 新聞や専門誌は日IBMの社長が外国人に交代する理由を、日IBMの「業績不振」と「独自路線」にあると報道している。確かに、日IBMの売上高は2001年度の1兆7075億円から2011年度に8681億円と半減した。だが、パソコンなどの

    スルガ銀-IBM裁判から垣間見えた“SI時代の終焉”
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