前回までは、仮想デスクトップやアプリケーションの歴史を振り返り、できることの増加に伴ってユースケースが多様化してきたことを解説してきた。 仮想デスクトップやアプリケーションのユースケースが多様化することによって、これまで常識とされていたようなことがそうでなくなったり、検討が必要な内容が増えたり、などの変化が生じている。今回からの記事では、「計画の落とし穴」と「設計・構築の落とし穴」の2つに分けて解説してゆく。 ベンダーが提案した機器構成は必ず検討すべし 仮想デスクトップの環境を構築するためのRFPに対し、ベンダー各社は想定した集約率などに基づきハードウェアにより構成を組んで提案を行う。しかし、その構成を見直すことなく機器を買ってしまうと、落とし穴が待っている。 仮想デスクトップの案件においては、ユーザーのユースケースにより、想定されるリソースとそれに合わせて集約率が変わるため、提案時の想定
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