ドライバーにとって必要不可欠な存在、それは道路標識です。ふだん何気なく見ている標識ですが、逆光対策や英語表記の追加など、日々更新されていることをご存知でしょうか。 今回は年間5万枚もの道路標識を製造している、野原グループの「株式会社アークノハラ」にお伺いして、製造工程や最新式の標識についてお聞きしました。 ご対応いただいたのは、株式会社アークノハラ 常務取締役の岡本力さんと、設計部設計課の加藤早紀さんです。 ――ひとくちに「道路標識」といっても、いろんな種類がありますよね。まず分類について教えてください 道路標識は大きく分けて「本標識」と「補助標識」の2種類があります。さらに本標識は「案内標識」「警戒標識」「規制標識」「指示標識」の4つに分けられます。 規制標識と指示標識は交通管理者、つまり警察が組織する都道府県公安委員会の管轄です。一方、案内標識と警戒標識は道路管理者、つまり国や都道府県