昨日公開。クリント・イーストウッド監督。レオナルド・ディカプリオが若い時から最晩年までを主演。余談ですけどこの作品をみて人に訊くまでレオナルド・ディカプリオのことをブラッド・ピットだと思ってるぐらい映画をほとんど見ないです。本作の主人公エドガーはマザコンなんだけど、そういう精神的弱さを持つけどめちゃくちゃ有能っていうある種の精神病なのかな。そういうキャラクターを演じるのがもう、レオナルド・ディカプリオは抜群にうまかった。演技がすごいんだ。 あなたは知っていただろうか。20世紀の半分を占める約50年ものあいだ、アメリカで大統領さえ及ばない強大な権力を手にしていた男がいたことを。そのたった一人の人間が、アメリカ中のあらゆる秘密を掌握し、国さえも動かしていたという事実を。 イーストウッドをここまで前のめりにさせ、ディカプリオに演じることを熱望させた伝説の男――彼の名は、ジョン・エドガー・フーバー