トランプ米政権の実力者、ポンペオ米国務長官が地元カンザス州で思わぬ逆風に遭っている。24日に地元入りした際、地元紙のインタビューで記者から米軍のシリア撤退など外交や国政をめぐって厳しい質問を浴びせられ、「君の質問は狂っている」と失言した。この発言に他の地元紙も反発。ポンペオ氏はカンザス州から上院選出馬の機会をうかがっているだけに、手痛いダメージを負った。 インタビューは、ポンペオ氏の下院議員時代の選挙区であるカンザス州ウィチタで行われた。インタビューをしたのは、地元紙ウィチタ・イーグルのジョナサン・ショーマン記者。ポンペオ氏の地元入りは今年に入って4回目で、世界を飛び回る国務長官という重責を担っているにもかかわらず、地元入りも国内出張も多いという批判がある。 ショーマン記者は最初に「世界中でいま様々なことが起きているのに、ここに来ることが外交官の責任者としてベストな時間の使い方なのか」と切