ここのところの不況風と政治的混乱のおかげで、すっかり置き去られた感のあった労働基準法の改正案がようやく成立した。 「月に60時間を超える分の残業代の割増賃金率を現行の25%以上から50%以上に引き上げる改正労働基準法は5日午前の参院本会議で与党と民主党の賛成多数で可決、成立した。2010年4月に施行する」(日本経済新聞2008年12月5日付夕刊・第1面) 中身を見ると、 提出議案: http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g16605081.htm 修正案: http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/syuuseian/9_50C6.htm となっており、50%に引き上げられるボーダーが月80時間から月60時間に引き下げられたことと、施行