テレ東の『ルビコンの決断 青色発光ダイオードを作った男・中村修二』をみた。この裁判についての記事、テレビ番組をみていつも思うのは、リスクを真の意味でとらなかった人間がどうして自分の権利を主張できるのかということ。 私は新卒の時から外資系企業で働き、会社によって温度差はあるものの、成果がでなければ、日本企業と比較し、はるかに厳しい処遇を受けざるをえない、なかなか難儀な環境で働いてきた。前の会社とは2〜3年の有期雇用契約を会社と締結し、契約更改がなければそれでおしまいだったし、今の会社との雇用契約には"Employment-at-will"という条項があり、「雇用主も雇用者もいつでも解雇したり、離職することが自由にできる」ことになっている。ある日を境にいきなり同僚が出社しなくなるというシーンも何度も見てきた。そして、そういう成果がでなかった際の厳しさを受け入れているがゆえに、成果がでた際はそれ