2008年11月号のハーバードビジネスレビューは、かなり面白い論文がたくさんありました。 一つ紹介すると、Richard.S.Tedlow博士の『否認の罠』という論文。 『否認』とは、心理学のフロイト博士が定義した「現実を現実として認めない状態」の事です。この『否認の罠』という状態は、実は私達がついおこなってしまいがちになる行動だと思います。 『否認の罠』の例を、自動車業界の例で博士は説明しています。 自動車に限らす、製品には「中核部分」(製品の主要目的)と、「拡張部分」(追加機能や特性)という2つの部分から構成されています。 1908年 フォードがT型フォードを生産開始。「中核部分」の「安くて、信用できる輸送手段」としてのT型フォードは爆発的人気を呼びます。 1927年 フォードは深刻な売上不振に。T型フォードの拡大再生産に向けて大規模な設備投資をしたが、売れません。クライスラーやGM
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