ゲームデザインの目的は、基本的にある制約条件下でゲームを作ることである。制約条件はデザイン対象のゲームによって異なる。以下のような制約がある。 技術的制約 製造上の制約 想定される対象者に関する制約 倫理的制約 政治的制約 ゲームデザインの種類によっては様々なデザインを統合的に扱う。コンピュータゲームの場合、以下のような要素を必要とする。 ゲームの機構 視覚アート ゲームプログラミング 製造プロセス 音響 物語 これらが全てデザインの要素となっており、そのためにコンピュータゲームのゲームデザインの明確かつ簡潔な定義が困難になっている。コンピュータゲーム開発の複雑さは、これらの要素が複雑に絡み合っているために生じる。ある面での決断が別の面で制約となる。例えば、アート的クオリティは技術制約との兼ね合いになるし、デザインとしては全体の調和がとれていても、実際に製造するとなったら非現実的ということ