松下政経塾は今年6月で設立から丸40年を迎える。この間「地盤、看板、カバン」がなくても、政治家を目指せるルートを切り開いた一方、候補者の公募制が導入され、相対的に政経塾の存在感は薄まった。他の政治塾が乱立する中、塾の役割は果たされているのだろうか。変革を迫られる塾の今を追う。
高松市サンポートにある「サンポートスケートパーク」で、正体不明の路上芸術家、バンクシーの作品に似た絵が描かれているのが見つかった。施設を管理する市は本物かどうか確かめることを検討しているが、「著名であるかどうかにかかわらず、公共物への落書きはやめてほしい」と困惑気味だ。 今月6日に市都市計画課へ市民からメールで連絡があり、同課が調査。平面台とスロープに、傘を差したネズミのよ…
兵庫県明石市の泉房穂(ふさほ)市長(55)が2017年6月、道路拡幅に伴う用地買収が進まないため、「立ち退きさせてこい。今日、火をつけて捕まってこい。燃やしてしまえ」などと担当幹部に暴言を吐いていたことが28日、分かった。泉市長は毎日新聞の取材に対して事実関係を認め、「市長としてあるまじき行為で深く反省している」と述べた。この幹部には同日、謝罪したという。 市によると、JR山陽線明石駅近くにある国道2号の交差点付近では事故対策の拡幅事業が行われ、国から受託した市は12年度から用地の買収を進めてきた。交渉が一部で進んでいないことを知った泉市長は17年6月14日夕、担当幹部を市長室に呼び出し、進捗(しんちょく)状況をただした。
動画が撮影されたケーブルの前でサルの行動を説明するむつ市職員の櫛引さん=青森県むつ市で2019年1月10日午後1時41分、一宮俊介撮影 青森県でサルの群れがケーブルを器用に伝いながら移動する様子を撮影した映像がツイッターに投稿され、話題を呼んだ。その仕草の可愛さもあって再生回数は既に100万回超。地元の住民にとっても珍しい光景だというが、現地を訪れるとまた違った「サル事情」も見えてきた。【一宮俊介】 映像が撮影されたのは、まさかり形をした北東部・下北半島にあるむつ市。7日、雪原の上に張られた2本のケーブルにサルが手足をかけ、連なるように東へ渡っていく様子を住民が収めていた。あまりのサルの多さに撮影者が「ありえねえで」と驚く声も入っていた。 現場は住宅が点在する雪原だ。NTT東日本青森支店によると、サルが渡っていたのは電話線と光回線のケーブルで、感電の心配はない。見上げると思った以上に高く、
生鮮カツオ水揚げ21年連続日本一の宮城県気仙沼市の気仙沼漁港で21日、今季初のカツオの水揚げがあり、魚市場は早朝から活気付いた。まき網漁船「第10大師丸」(静岡県)が入港し、カツオ約10トンを次々に水揚げした。市水産課によると、記録の残る1987年以降で最も早かった水揚げは昨年の5月10日。今年は…
10月の巡業中に鳥取市内で貴ノ岩関(27)=貴乃花部屋=への暴行問題を起こした大相撲の横綱・日馬富士関(33)=モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋、本名ダワーニャム・ビャンバドルジ=が29日、現役を引退した。日本相撲協会は引退届を受理。日馬富士関は同日午後に福岡県内で記者会見する。鳥取県警の捜査と日本相撲協会危機管理委員会の調査が進む中、不祥事の責任を取った形になった。 横綱が不祥事をきっかけに引退するのは、2010年1月の初場所開催中に東京都内で泥酔して知人男性に暴行し、鼻の骨を折る1カ月の重傷を負わせたとされる問題の責任を取り、翌月に引退した朝青龍以来。日馬富士関は日本国籍を取得しておらず、引退後は親方として協会に残れない。
【ワシントン高本耕太】米政府は26日、上下両院議員に対し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮情勢に関する説明会を開催した。上院議員については100人全員をホワイトハウスに招き、ティラーソン国務長官らが「機密情報を含む現状説明」を行った。ホワイトハウスで議員全員を対象にした政策説明会が開かれるのは極めて異例。説明会後、北朝鮮の核開発は「差し迫った安全保障上の脅威で、外交上の最優先課題」とする北朝鮮政策の声明を発表し、北朝鮮の核放棄を迫るため経済制裁を強化する姿勢を示した。 上院議員向けの説明会は非公開で行われ、トランプ大統領も冒頭のみ出席。ティラーソン氏のほか、マティス国防長官、コーツ国家情報長官、ダンフォード統合参謀本部議長も説明にあたった。トランプ政権はオバマ政権時代の対北朝鮮政策見直しを指示しており、政策の検討内容とともに、対処方針を説明したものとみられる。説明会は北朝鮮の脅威に対する認識
柳田国男(やなぎたくにお)の「遠野物語」には正月行事よりも15日の「小正月」の行事がたくさん記されている。家の神とも養蚕の神ともいわれるオシラサマやオクナイサマという神の木像に衣を着せたり、おしろいを塗ったりして祭ったのもその一つだ▲「福の神」を名乗る子どもたちが袋を持って家々を回るならわしもあった。「福の神が舞い込んだ」とはやして餅をもらったから、ハロウィーンを思わせる。ただしそれも宵までで、夜がふけると雪女や山の神が出て来るというので、人々は決して家から出なかった▲その15日が寒さのピークとなりそうな今冬一番の寒波がやってきた。これまで比較的雪の少なかった日本海側の各地でも積雪が続きそうで、大雪への警戒が必要という。とくに週末には強い寒気が広く列島上空を覆い、太平洋側でも雪雲の流れ込む地域がありそうだ▲その週末、14、15日は大学入試のセンター試験がある。日本海側の積雪はもちろん、きの
平塚中継所で4区の森田歩希(右)へタスキをつなぐ青学大の秋山雄飛=神奈川県平塚市で2017年1月2日、代表撮影 第93回東京箱根間往復大学駅伝競走は2日、東京・大手町-神奈川・箱根町の往路5区間107・5キロに21チーム(オープン参加の関東学生連合を含む)が参加して行われ、総合3連覇と大学駅伝3冠を目指す青学大が5時間33分45秒で3年連続3回目の往路優勝を果たした。3区の秋山が同区間の2年連続区間賞でトップに立ち、逃げ切った。33秒差の2位に昨年11月の全日本大学駅伝2位の早大が続いた。4、5区で順位を七つあげた順大が3位に入った。3日は復路5区間の109.6キロを…
かさ上げが進む岩手県陸前高田市・高田地区。手前にはかつて川原集落があったが、今は盛り土を待つ空き地が広がる。震災では左奥の広田湾から津波が襲来した=同市高田町で 東日本大震災から5年がたった今も、大津波で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市の沿岸部では、最大で12メートルかさ上げする工事が続く。造成地を道路から見上げると斜面は城の石垣のようだ。大規模なまちづくりが進むが、震災前のにぎわいを取り戻せるかは不透明だ。現場を歩いて見えてきた被災地の未来とは。【春増翔太】 この記事は有料記事です。 残り2626文字(全文2779文字)
今なぜ「角栄ブーム」? 人間的な幅、高度成長と分配、戦後民主主義の擁護、庶民への温かい目…現政権の反動か 今太閤、庶民宰相と持ち上げられて登場し、巨悪、金権政治家とたたかれて失脚した田中角栄元首相(1918〜93年)。その毀誉褒貶(きよほうへん)の激しさは、歴代首相の中でも突出している。そんな田中氏の関連本が、没後20年余して次々と出版されている。なぜ今、「角栄」なのか。【石塚孝志】 「3年前に出した『田中角栄秘録』が昨年12月だけで2000冊売れました。今年は6月までに角さんの本を3冊出しますよ」と話すのは、田中氏に関する本を10冊以上出しているノンフィクション作家の大下英治さんだ。「若い人たちが読んでくれています。最近は頭は良いけど臭いのない蒸留水みたいな政治家が多い。角さんは金権体質や女性問題など批判すべきところも多いが、情やぬくもり、パワーがあった。日本に危機や停滞が起きた時、彼な
中国人観光客の「爆買い」などで旅行収支の黒字が拡大した。中国人の関心は体験型に向かいつつある=大阪市中央区で2015年10月23日、川平愛撮影 求婚のサポート依頼/美容室で日本風に「変身」/アニメの「聖地巡礼」… 昨年の流行語大賞にもなった中国人観光客らによる「爆買い」。2月7〜13日は中国の春節(旧正月)の休暇に当たり、大勢の中国人観光客が来日しそうだ。百貨店や家電量販店などで商品を大量購入する光景に目を奪われがちだが、実は消費動向は「モノ」から、日本でしかできない体験に移りつつある。その背景を探った。【庄司哲也】 日本で彼女にプロポーズをしたい−−。昨年春、サプライズのプロポーズ演出サービス「オクラナイト」(運営会社・ケイ・ウノ)に、中国・上海の企業で幹部として働く中国人男性から依頼があった。日本での社員旅行中に同僚の恋人に結婚を申し込むのだという。 この記事は有料記事です。 残り24
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