日常生活に神が居ないって思想 日本人は宗教を「日常生活」へ持っていくのが苦手っていうか風土的にいつも宗教と共にいないって行動様式です。 神道で言うところの「ハレ」と「ケ」と言いますか……。「ケ」の部分には宗教とは無縁な世界。逆に「ハレ」の日は宗教を信じるというか「その時だけ神が(我々の前に)存在する」って信仰方針という感じ。だから、「ハレ」の日、クリスマスや正月、バレンタインに夏祭り、と言った日にち毎にお祭りになる。んで、非常に神道的な思想から「神様そっちのけでお祭りになる」って訳ですよ。だから「キリストの誕生日に何で恋人同士でいちゃつくんだよ!」って叫ぶのは日本人的じゃないわけ。「まあそうだけど、いいじゃん!」って言われるだけです。 江戸時代と宗教 歴史的に見て、一番繋がりがある近世である江戸時代において日本人の宗教観ってのは固定された気がします。 まず「宗門改め」という現象。思想的に江