学校文法であれば、学参ですが 「くわしい国文法」(文英堂 シグマベストシリーズ) がよくまとまっています。 また、 「学校で教えてきている現代日本語の文法」(右文書院) は、難物の「文の成分論」についての考察を載せているの が特徴です。ただ、平成二年度以前の教科書を対象と しているため、現時点の教科書(平成17年検定済み)と 齟齬を来している部分もあります。 さらに、 「現代日本語文法入門」(小池清治 ちくま学芸文庫) は、学校文法を基本としながら、言語学の視点や文語文法 も時折交えて書かれたもので、大学生(一般教養レベル) 向けにはちょうどよいレベルです。 また、古本でしか手に入りませんが(比較的容易に買えます。)、 「改制 新文典別記 口語編」(橋本進吉 富山房) 「学校文法概説」(永野賢 朝倉書店) などは、現在学校文法の成り立ちを知り、概観を得る上で、 役に立つと思います。 以上は