昨日、「飲み込みが早い人」は何が違うのかという記事を書いたが、今日は少しだけその補足を。 昨日の記事では、飲み込みが早い人は「上手に枝葉を捨てられる人」だと書いた。もっとも、「上手に枝葉を捨てる」と言うだけなら簡単だが、実際にそれをやるのは決して簡単ではない。何かを新たに学び始めた人の多くは、最初は何が枝葉で何が幹かわからない。上手に枝葉を捨てるには、前提としてすばやく「大事なこと」と「どうでもいいこと」を区別する必要がある。 方法はいくつかあるだろう。すぐに思いつくのは、そのスキルを身につけている人に直接聞くという方法だ。ただ、これは結構微妙なところもあって、人によって何を大事と考えるかにはバラつきがあり、時には初学者が気にしなくてよいことまで「大事だ」と説明されるかもしれない。熟練者の中には、知識をひけらかしたがるタイプの人も決して少なくなく、中にはいたずらに初学者を混乱させるだけの人