ダージリン夏摘み(2nd Flush)と言えばマスカテルフレーバーです。マスカテルフレーバーとは熟したマスカット(ブドウ)のような香りをさします。私の個人的な意見では、マスカットと言うよりも、熟したマンゴのような香りに感じます。同様の香りは中国語では蜜香という言葉で表現されます。 何故、2nd Flushにのみマスカテルフレーバーがあるのでしょうか。また、何故、まるでフルーツのような香りが生成されるのでしょうか? マスカット系のフレーバーと言えば、台湾の東方美人にも同じ香りがあります。東方美人の場合、ウンカに噛まれた茶葉のみを使用して作られます。 ダージリンのマスカテルフレーバーを一番最初に紹介したのは、キャッスルトンという農園でした。日本でも非常に馴染みの深いこの農園は、1500m前後の標高に位置しており、ダージリンの街の直ぐ近くにあります。 ダージリンのマスカテルフレーバーも実はウンカ