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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (7)

  • 1カ月の断酒が肝臓を救う 世界で広がる「ドライ・ジャニュアリー」

    1カ月にわたってアルコールを断つ「ドライ・ジャニュアリー」や「ソバー・オクトーバー」に参加している多くの人が、睡眠の改善や不安の軽減を実感している。専門家によると、肝臓や腸などの臓器にもいい効果をもたらすという。(PHOTOGRAPH BY VICTORIA JONES, PA IMAGES/GETTY IMAGES) 世界中で毎年何百万人もの人たちが、1カ月間アルコールを飲まずに過ごすことを選択している――「ドライ・ジャニュアリー(断酒の1月)」として始まったこの習慣は、今では「ソバー・オクトーバー(しらふの10月)」のような同様の取り組みへと拡大している。自身の飲酒習慣に関心を持ち、あえて飲まない「ソバーキュリアス」というライフスタイルを選ぶ人の数はどうやら、着々と増えつつあるようだ。 英国では、成人の7人に1人が2023年のドライ・ジャニュアリーに参加する計画を立てていた。また米国で

    1カ月の断酒が肝臓を救う 世界で広がる「ドライ・ジャニュアリー」
  • ゾウに乗って戦ったベトナムの伝説的ヒロイン、徴姉妹とは

    ベトナムで、通りや寺の名になっている「ハイバチュン」。実はある姉妹を指している。ベトナムの民族的英雄である徴姉妹(チュン姉妹)だ。 ベトナムは紀元前111年から939年まで中国の支配下にあった。そのさなかである西暦40年、徴側(チュン・チャク)と徴弍(チュン・ニ)の姉妹は、後漢に対する反乱を指揮して独立を勝ち取った。反乱はわずか3年で鎮圧されてしまったが、ベトナム人は昔から徴姉妹のために供物を捧げ、ゾウに乗って戦に向かう姉妹をカラフルな山車や物のゾウを使って再現し、勇敢な姉妹を讃えてきた。

    ゾウに乗って戦ったベトナムの伝説的ヒロイン、徴姉妹とは
  • 第1回 バイキングと北欧神話とトールキンの「異世界」へようこそ

    社会が閉塞感に覆われた時、ファンタジー小説映画、マンガ、アニメなどが流行しがちだという。現実の先行きが見通せない時に、人は「ここではないどこか」、つまり異世界を求めるのかもしれない。 2020年のはじめよりのパンデミックで世界が「縮んで」しまった時、日では鬼と対決する若者たちを描いた「ファンタジー」が社会現象になった。様々な「異世界」に転生するパターンを踏襲する小説やマンガも追いきれないほど描かれた。 一方で、ぼく個人の経験としても、感染症疫学や国際保健の基礎知識を読者に届ける仕事を少しはしつつも(WEBナショジオで、神戸大学の中澤港教授と10回に渡る長大な連載をした)、心は「ここではないどこか」にあったように思う。読書傾向もファンタジーに寄っていったし、『ロード・オブ・ザ・リング』などのファンタジー巨編映画を配信サービスで久しぶりに鑑賞したりもした。『スター・ウォーズ』サガ(シリーズ

    第1回 バイキングと北欧神話とトールキンの「異世界」へようこそ
  • 第11 回 「正しい養殖」を求めて

  • 第6回 自ら3Dプリンタを操り成長する究極のロボット

    今、飯田さんの研究室で取り組んでいる萌芽的な研究について。 それは、自ら成長できるロボット、だ。 自己組織化の研究などというと、かなり前から語られ続けていて、どちらかというとコンピュータ・サイエンスの話かと思うのだが、飯田さんが試みているのは、リアルに自らの体を変化させ、成長するロボットだ。 「我々がつくってきたロボットって、今のところ、ほとんど役に立たない(笑)。物の生物は、馬とか犬とか、役に立つものがたくさんいるのに、ロボットは何で役に立たないのかといろいろ考えていくと、やっぱり体の構造をどんどん変えて、積み上げていって、上質なものができるようになっていかなければと思いまして。ロボットが自分で形を変えていけるようなメカニズムの研究として始めています。今のところ、材料の研究になってくるんですけど」 飯田さんが見せてくださったのは、イモムシのようなロボット体が、体とは違う塊を、自分に

  • 第1回 世界一の「豪雪国」、日本の現実

    雪と聞くとなんともいえない郷愁を抱いたり、別方面、たとえば「ホワイトクリスマス」的なロマンティックな思いに駆られたり、様々な感情の動きが生じるように思う。「雪」がもっているイメージ喚起力というのは非常に大きいのではないだろうか。 たとえば、流行歌。12月に街を歩けば山下達郎の「クリスマス・イブ」がかならずどこからかきこえてくるし、仲間とカラオケに行けば、きっと誰かがレミオロメンの「粉雪」を歌い出す。これらは、ロマンティック要素が濃いケース。別のカラオケ的定番、Glayの「Winter, again」は、ロマンティックと郷愁のミックスチャー。さらにいえば「津軽海峡冬景色」のような国民的名曲もあって、これは郷愁やうら寂しさ方面に針が振れている。長いこと曲を作り続けているアーティストなら1曲や2曲、雪をテーマにした曲があり、イロコイ沙汰の成り行きや、人生の喜び・哀しみを重ね合わせる背景に用いられ

  • 第1回 代替現実でいともたやすく現実は崩壊する

    奇妙な体験をした。 白日夢と現実の境目を、行ったり来たりするかのような。 その体験には演出者がいて、工学という魔法の杖で、ぼくに術をかけた。 演出者である魔術師は、埼玉県和光市にある理化学研究所脳科学総合研究センターの適応知性研究チーム・藤井直敬チームリーダー。 先端の脳科学研究室が並ぶ建物の中で、撮影スタジオ風の小部屋にぼくを導き、いわゆるHMD(ヘッドマウントディプレイ)とヘッドフォンからなる装置を差し出した。それを装着した後、ぼくの目に見えるものはディスプレイから、耳に聞こえてくるものはヘッドフォンから、それぞれ与えられることとなった。

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