心理学の名著を選ぶというのは難しいと思います。歴史がありますし、流派や思想の流れがありますし、古典や必読書というのは数多いと思います。理論的なものに重きをおくか、実践的なものに重きをおくかでも選ばれる本はだいぶ変わると思います。 私としては心を癒してくれる実際的な本のほうに価値をおくので、人間洞察に優れた心理学の本を読むより、自己啓発のほうがよほど役に立ったと思いますし、精神世界のなかにも優れた癒しの要素をたくさん発見しました。セラピーとしては心理学は遅れているのではないか、科学的であろうとするためにふみとどまることが多すぎるのではないかと思っています。 『世界の心理学50の名著』に選ばれた心理学の名著をピックアップしながら、私なりの意見をのべたいと思います。この本で選ばれた本はだいぶ新しいものであったり、一般的なものが多かったり、論理・認知療法への評価もありますね。古典的な本や学術的なも