スカタライツ(SKATALITES)はレゲエを生んだ国、ジャマイカのジャズ・ミュージシャンによるスタジオのレコーディング集団として、1963年に活動を始めて1965年までの間に多くの録音を残した。 その中でも異色なのが「Ringo Oiwake」、通称「Ringo」の原曲は美空ひばりが1952年に発表した「リンゴ追分」である。 これが1960年代なかばからジャマイカの音楽シーンで継承されて、SKAのスタンダードとなっていったというのだから面白い。 「Ringo」にはイントロで馬の走り抜ける足音が聞こえて”Here Comes Ringo!”という叫び声から始まって、曲の中では銃声が何度も鳴り響くヴァージョンもある。 アメリカの西部劇映画史に輝く名作、ジョン・フォード監督の『駅馬者』に主演したジョン・ウェインの役柄、リンゴ・キッドの「Ringo」に由来しているそうだが、なんとも不思議なつなが