横断歩道を渡ろうとする歩行者がいるにもかかわらず停止しない車が後を絶たない。日本自動車連盟(JAF)が調査したところ、県内では約7割の車が横断歩道手前で一時停止していなかった。県警は昨年から「ゼブラ・ストップ作戦」を進め、一時停止を呼び掛けている。【町野幸】 JAFの全国調査では、歩行者が信号機のない横断歩道を渡ろうとする状況で一時停止した車は9730台のうち1660台と17・1%だった。県内の一時停止率は31・0%と都道府県別で7番目に高く、昨年の11・9%から改善傾向にある。 だが、横断歩道上での事故は後を絶たない。県警交通総務課によると、昨年1年間に事故に遭った歩行者2955人のうち3割の916人が横断歩道を渡っているときに事故に遭遇している。