1月6日に起きたトランプ支持者たちの連邦議会議事堂乱入は、5人の死者を出すという惨事になった。 議事堂が襲撃されるのは1812年に米英戦争が始まり、英軍が占拠して以来だという。アメリカ史に大きな汚点となったこの事件について、この国の週刊誌はあまり関心がないようだが、ニューズウイーク日本版が詳しく報じている。 この乱入が、トランプがホワイトハウス前で支持者たちに、「選挙は盗まれた」「異議を唱えるために議事堂へ行け」と扇動したことで起きたことは疑いようがない。トランプは「反乱教唆」で訴追されるか、2度目の弾劾裁判で罷免される可能性もある。共和党内からもトランプを見限る動きが出ているというから、可能性がないわけではないようだ。 この乱入は偶発的に起きたのではない。「捜査機関は議事堂の敷地内で即製の爆弾を発見」(同誌)したことでも分かる。元CIAの工作員でコラムニストのグレン・カールは、「連邦議会