〇超党派の石橋湛山研究会の研修会で、山梨県甲府市の山梨平和ミュージアム・石橋湛山記念館に行ってまいりました。父が日蓮宗の高僧だった湛山は、高校までを甲府の地で過ごしております。 早熟な湛山の旧制中学時代の評論や学籍簿などの貴重な資料が展示されていました。飛び級で入学したものの、2回旧制中学で落第しているなど、学校嫌いだった私にとって共感できるような甲府時代の青春期。ますます湛山を深く学んでみようと思いました。 甲府一高の日本史教諭だった浅川保館長は、湛山の字引のような先生。湛山に関する談議に話の花が咲きました。湛山の重要な支援者だった沼津市長を務めた名取栄一(湛山と共に山梨県出身で選挙区が静岡県)は、総理就任の祝賀会で次のように述べている。 【かへり見るに今日まで自民党総裁と云い総理大臣といふも、そのほとんどが門地門閥を背景にし、陰に陽にその推挙によって決定し、国民の意思に因って決定されて