静岡・駿河湾を震源とする地震で、静岡県牧之原市の東名高速道路の路面が崩落した問題で、中日本高速道路(名古屋市)の検討委員会の第1回会議が17日開かれた。 10月中旬までに、盛り土崩落の原因を特定し、本格的な復旧工事の工法や同様の盛り土個所の対策などについて結論を出す。 検討委は、委員長の太田秀樹・中央大教授(地盤工学)ら有識者7人と同社の保全担当者ら計14人で構成。この日は現地を視察し、仮復旧の工法について同社側が説明を行った。 その後、静岡市内で会議を開き、崩落について、同社が「地形や地震強度、大雨など複数の要因が重なって発生したと想定される」と説明。委員からは「建設当時の設計図が欲しい」などの要望が出された。 記者会見した太田委員長は、「(開通から)40年存続した道路で、なぜ崩落が起きたのか、我々にとっても疑問だ」などと述べた。 11日の地震では、下り線は13日午前0時、路面が崩落した