24日午前0時23分ごろ、波照間島の南約55キロ付近の海域で八重山漁協所属のマグロはえ縄漁船(12トン)が台湾海岸巡防署(台湾CG)巡視船に最短20メートルまで接近され、台湾の排他的経済水域(EEZ)として退去を命じられた。 同海域は台湾と日本のEEZが重なる海域で漁船から通報を受け、第十一管区海上保安部の巡視船艇と航空機が現場に急行。 午前3時30分ごろ、同航空機が同巡視船に対して「日本のEEZであり、台湾CG巡視船の行為は認められない」と無線で警告を繰り返した。 台湾CG巡視船からは「日本のEEZでもあるが、台湾のEEZでもある」と応答があり、台湾CGは午後4時17分ごろ、西に向けて現場を離脱した。