【ロンドン=内藤泰朗】英王室は7日、チャールズ皇太子の長男ウィリアム王子(32)が、来春から民間救急ヘリコプターの操縦士として活動を始めると発表した。未来の英国王が民間企業に“就職”するのは初めて。ただ、給料は全額、慈善団体に寄付する意向だという。 王子は、空軍救難ヘリの操縦士だったが退役。今後は、王室の公務も続けるが、操縦士の仕事を活動の中心に据える考えだ。 報道では、9月に訓練が始まり、英南部ケンブリッジの空港を拠点に、急患の搬送などにあたる。 しかし、未来の英国王とあって、救急ヘリには護衛を兼ねた英当局の要員が同乗することになるという。