沖縄県警宮古島署は19日、同県宮古島市・伊良部島の砂浜で、麻薬「ケタミン」約14キロ・グラム(末端価格約1億3000万円)が見つかったと発表した。 プラスチック製とみられる円筒形カプセル(長さ117センチ、直径17センチ)に入っており、県警は、洋上取引の過程で海中に落ち、砂浜に漂着した可能性もあるとみて捜査している。 発表によると、カプセルは7月20日朝、同市の男性(34)が見つけ、島内の交番に届けた。内部にはビニール袋十数個に小分けした白い粉が入っており、県警は麻薬の疑いがあるとみて鑑定を進めていた。 厚生労働省などによると、ケタミンは1970年に麻酔、鎮痛薬などとして国内で市販が始まった。乱用した場合は幻覚作用があることから、2007年1月から麻薬取締法で輸出入や製造、所持が規制された。 中国や香港、東南アジアの若者を中心に乱用が深刻化しており、国内でも兵庫県警が今月、大学生の男女6人