九州北部の豪雨災害に伴い、現地へ派遣された岡崎市消防本部の全地形対応消防車両「レッドサラマンダー」。災害現場での初めての出動を終えたが、遠方への派遣で生じる移動時間の問題など、課題も見えてきた。 走行用ベルトを備えたレッドサラマンダーは、通常の消防車両が通れない悪路でも走行できるのが最大の特徴。土砂崩れなどで壊滅状態となった現場に派遣され、負傷者の生死が分かれる災害初期での活躍が期待されている。そのため、現場にいかに早くたどり着き、活動を始められるかが問われる。 今回は、五日午後九時二十分に消防庁から派遣要請があり、十時五十五分に岡崎市を出発した。現地で活動した同本部消防課の半田一郎副課長(53)は、大雨が降り始めた五日のうちに消防庁から派遣要請があったため「今回は時間のロスがない状態で出動できた」。
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