インテルの元CEOである、アンドリュー・グローブは 「マネジャーのアウトプットは、その下にある組織のアウトプットである」と述べた。 この言葉はもちろん正しい。 マネジャーは部下の業績に責任をもっており、マネジャー個人がいくら実績をあげても「マネジャーとして」の働きとはいえない。 つまり、部下が成果をあげて、始めて「よく働いた」と認められる。 だが、残念ながら「部下に成果をあげさせるマネジャー」は、それほど多くない。 実際、厚生労働省の資料によると、「管理職に不足している能力」として、部下や後継者の指導・育成力や、リーダーシップ・統率力をあげる企業が、突出している。 (平成26年度版 労働経済の分析 http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/14/dl/14-1-2_03.pdf) この理由はいくつか考えられるが、的を射ているのは、ピーター・ドラッカーの