その柔和な表情を見ていると、史上最強捕手というイメージは全くわいてこないし、クラブハウスでの立ち居振る舞いも控えめで、26歳という若さで首位打者を2度も獲得したスーパースターとは思えない。気のいい隣のお兄さんというのが率直な印象だ。ジョー・マウアー(ツインズ)はしかし、静かに熱く、イチローとの一騎打ちの様相を呈してきたバットマンレースを制して、捕手として史上初の3度目の頂点を目指す――。 おそらく最後の最後までしのぎを削ることになる2人は、偶然にも今季の開幕に出遅れた。イチローが胃潰瘍(かいよう)を患ったのに対し、マウアーは腎臓手術で4月の試合をすべて欠場した。 「ベッドから起き上がれないほど痛かったこともあった。以前から腎臓の具合がよくなかったので思い切って手術した。おかげで長年の痛みから開放されたよ」と、ソフトな口調で微笑さえ浮かべて語る。そんな病気を抱えながらセンセーショナルな活
昨年はラミレス、グライシンガー、クルーンらの大補強で「優勝を金で買った」といわれた巨人だが、今季の独走は様子が違う。育成選手出身で今季年俸480万円のウィルフィン・オビスポ投手(24)、同600万円の松本哲也外野手(25)がブレーク。14日のヤクルト戦(福島)では、ドラフト7位入団で今季年俸1560万円の東野峻投手(23)がプロ入り5年目にして初の完封勝利を挙げた。いったい何が起きているのか。 [フォト]お立ち台に上がったオビスポは、笑顔で金メダルならぬ白球をガリッ! 【ドラ7・東野も!】 引き分けを挟み5連勝で、2位に今季最大の7ゲーム差。自身初の完封勝利でヒーローとなった東野は、9回のマウンドには「みなさんはあまり意識せずに、と言いますけど、自分はすごく意識して臨みました」。「(開催地)福島は(出身地の)茨城の隣なので気合いが入りましたよ」とおどけた。 茨城・鉾田一高出身の東野
米メジャーリーグ・シアトルマリナーズのイチロー外野手の姪・鈴木来海(くるみ)が15日、都内でモデルとして芸能界デビューを果たした。TVドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』シーズン2のDVD発売イベントにタレントの大沢あかねとともに出席した鈴木は堂々たるウォーキングを披露。終了後に報道陣のインタビューに応じ、初ステージについて「イチローくんにメールしたけど、“オールスター”で忙しいみたいで、まだ返事はきてない」とハッキリとした受け答えで“叔父ゆずり”の強心臓ぶりを見せつけた。 キュートなポーズも決めたモデルデビューの模様 普通の女の子が実は全米で大人気のスーパーアイドルだった! というストーリーの同作は、世界40ヵ国以上で放送されているディズニー・チャンネルの人気TVドラマシリーズ。自身も母親に毎回録画を頼むほどの大ファンだという鈴木は「学校でも観ている子が多い作品のイベン
米大リーグではオールスターゲームを目前に、各サイトで前半戦を振り返る特集が組まれている。『ESPN』電子版では各リーグの前半戦のMVPや新人王などを発表。アメリカンリーグの最も期待を裏切った投手に、レッドソックスの松坂大輔投手が選ばれた。 同部門にはヤンキースの王建民投手と松坂が候補に挙がったが、シーズン35イニング以上投げた投手としては、チーム史上最悪の被打率(3割7分8厘)を記録していることなどから松坂が選出された。 松坂は今季2戦目のアスレチックス戦で1回5失点を喫した後、右肩痛のため1度目の故障者リスト入り。5月に復帰するも1勝5敗、防御率8.23と不振に苦しみ、6月22日(日本時間)には2度目の故障者リスト入りをした。現在はフロリダ州フォートマイヤーズのキャンプで調整を続けている。 【関連記事】 ・ 松坂データ(成績・プロフィールなど) ・ イチロー、タイムリーヒットで
ヤクルトに逆転勝利し、田代監督代行(左)とタッチを交わす横浜・内川=神宮(撮影・荒木孝雄)(写真:産経新聞) 皇太子ご一家が観戦されたヤクルト−横浜戦(神宮)の試合前、横浜の内川が敬宮愛子さまにあいさつ。“激励”を受けた。 愛子さま、初のご観戦「たいへん楽しかったです」 愛子さまはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)以来、内川に関心を示されているという。「応援してくださっているとは聞いていたのですが、『ぼくでいいのか?』と最初は信じられませんでした。それが、実際にお会いして本当だったんだなと。ぼくのブログまで読んでいらっしゃるらしくて、実家の犬の名前までご存じで、びっくりしました。日本人として本当に幸せです」 試合では四回に中堅フェンス直撃の二塁打を放った。「ヒットを打ててよかった。でも、長嶋さんは天覧試合でホームラン。フェンスに当ててしまうあたりがスーパースターとの違いなの
日本野球機構とヤクルト球団、宮内庁は8日、皇太子ご一家が12日に神宮球場を訪れ、ヤクルト・横浜戦を観戦されると発表した。皇室による日本プロ野球ご観戦は、東京ドームが開場した1988年4月8日の巨人・ヤクルト戦以来21年ぶり。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での侍ジャパンの活躍で野球に興味を持たれた長女の敬宮愛子さま(7)が、球場での野球観戦を熱望され、実現する運びとなった。 愛子さまにとって球場での野球観戦はもちろん初めて。きっかけはWBCでの侍ジャパンの活躍だった。「WBCの試合をテレビなどでご覧になって以来いろいろな選手を応援されているようです」と日本野球機構の長谷川一雄事務局長。今年3月5日の東京ラウンド(東京D)開幕戦、日本・中国戦を皇太子ご夫妻が観戦されたことで、愛子さまも球場観戦を強く希望されたようだ。 愛子さまは大相撲好きでも知られる。お気に入りの力士が琴光喜
イチロー4割――。 ひょっとしたら、との期待がある。 6月は25試合で44安打。打率4割7厘。 イチローも自分自身で、熱い思いを口にした。 「今月の40本は大きいですね。ちょっと厳しいっていうか、まあ、試合数が少ないので。オールスターの月より少なかったはずですから、40はちょっとね。まあ、できればいいなと思ってましたけど。うん、まあ、ちょっと熱いですね」 きょう(7月1日・現地時間)から始まるオールスターの月は27試合。通常、オールスターゲームと、前後に休みが挟まることで、試合数が減る。しかし6月は5日間の休み。珍しい逆転現象が生まれていた。5月、29試合も試合があったことを考えれば、4試合も差がある。 5月は29試合で49安打。6月は25試合で44本。おそらく6月も29試合あれば、イチローは、月間50安打に達していたのではないか。 いずれにしても、今のイチローは、それぐらい
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本戦にも登板したキューバ代表の21歳左腕アロルディス・チャップマン投手が亡命していたことが判明。今後メジャーリーグ入りする可能性が高くなった。米スポーツ専門誌『ESPN』など複数のメディアが報じている。 ENPNによると、チャップマンはキューバ代表の遠征先だったオランダで亡命。現在もヨーロッパに滞在しているが、安全上の理由から居場所の詳細は明らかにしていない。今後は米国のフロリダ州マイアミに渡り、メジャーリーグ入りを目指すという。 チャップマンは100マイル(約161キロ)を超える速球が武器。WBCでは日本戦に先発して3回途中までに3安打、3四球、3失点と荒れるなど2試合に登板して0勝1敗、防御率5.68と振るわなかったが、若さと才能は高く評価されており、同誌によるとヤンキース首脳の1人は興味を持っていることを明言している。
<西・ロ>延長12回2死満塁中島(右)が内野ゴロに倒れ、5時間42分の死闘が終了、ハイタッチをするロッテナイン 【ロッテ9−8西武】「ところで、きょうの先発誰だったっけ?」。午後6時からマウンドに上がった渡辺俊は、苦笑いで球場を後にした。延長12回2死満塁。時計の針は午後11時40分を回っていた。パ・リーグ新記録となる5時間42分の激闘。最後は内が中島を遊ゴロに仕留めた。 「ホッとした。その一言だけ」。プロ初セーブを挙げた1軍未勝利の6年目右腕は、帽子を取って声援に応えた。12回。1点差とされ、なおも1死満塁の窮地で登板。前日は3番手で登板も、1死も取れずにマウンドを降りた。防御率は20・25。それでも試合前にバレンタイン監督から「おまえはいい投手なんだぞ」と励まされ、気持ちだけで栗山、中島を封じた。 最終電車は午後11時31分発。その時間も過ぎ、3本の臨時電車も運行された。終わりの見
【巨人1―2広島】巨人の高橋尚成投手(34)が1日、広島戦で降板後に怒りを爆発させた。8回途中2失点で交代すると、ベンチでグラブを投げつけ、椅子を蹴り飛ばすなど大荒れ。2週間ぶりの先発で粘りを見せたが、打線の援護がなく無念の敗戦となった。“巨人軍は紳士たれ”には反する行動だが、これも勝利への強い気持ちの表れ。この悔しさは必ず晴らして見せる。(スポニチアネックス) [記事全文] ・ 高橋尚、自分にキレた「もうひと踏ん張りしないと」 - スポーツ報知(7月2日) ・ 巨人・高橋尚、試合つくるも勝てず「仕方ない」 - サンケイスポーツ(7月2日) ◇試合詳細 ・ 7月1日巨人vs.広島の8回表 - Yahoo!スポーツ ・ 高橋尚成 - 最近6試合の成績など。Yahoo!スポーツ ・ 高橋尚成公式ブログ ・ 高橋尚成 - フレッシュアイペディア ◇途中降板のピッチャーのリアクショ
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