北欧神話と日本神話のエッセンスが独特な『セレスティアルクローズ』(塩野干支郎次)最新4巻が2月9日に発売された。ヤングガンガン『Übel Blatt ユーベルブラット』11巻と、ヤングキング『ブロッケンブラッドVIII』も同日発売の『3冊同時刊行』された、塩野干支郎次先生にインタビューさせていただいた。取材・文:かーず。 ■地方都市+ヴァルキュリア=セレスティアルクローズ ―――『セレスティアルクローズ』の北欧神話と日本古来の文化が融合した世界観が興味深いです。構想のきっかけはなんでしょうか? 塩野干支郎次先生(以下、塩野):前から地方都市を舞台とした漫画をやりたかったのと、それとは別にワルキューレ(ヴァルキュリア)をネタにできないかと考えていたものが合わさって生まれました。舞台のモデルは出身地の長野県松本市で、出てくる城もまんま松本城です。 少年シリウス編集(以下、編集):塩野先生のこれ