2001年7月25日、押しも押されもせぬトップシンガー、マライア・キャリー(Mariah Carey)は、〈心身の消耗〉を理由に入院したが、その後、心のケアのため、別の治療施設(詳細は非公表)に移された。当時の彼女は、ヴァージン・レコードと巨額の移籍契約を締結したばかりで、さらに初主演映画『グリッター きらめきの向こうに』( Glitter, 2001)の公開を目前に控えていたため、その多忙ぶりから自身のウェブサイトでも過労を訴えていた。また、入院するまでの数週間、マライアの様子がずっとおかしかった、という証言もある。入院6日前の7月19日には、MTVの『Total Request Live』の収録に飛び入り、Tシャツを脱いでスポーツブラ1枚の姿をあらわにしていた。 2018年4月13日号の『People』によるインタビューでマライアは、2001年の入院時に双極性障害Ⅱ型と診断されたことを