小さいころ、当たり前のようにゴジラが好きだった私は「ゴジラになりたい」と思っていた。もちろん「大きくなって努力すれば身体がなんか変化してゴジラになれるだろう」と幼心に思っていたわけではないが、理屈ではなくゴジラになりたい、近づきたいと考えていたのだ。 当時幼稚園だった私はどうすればいいだろうと考えた結果、ゴジラの鳴き声を真似してみた。喉を鳴らすように意識するとゴジラっぽい声が出るのだ。当時は『ゴジラVS◯◯』シリーズ全盛期。子供を釣るためのエサはドラえもんでも仮面ライダーでもガンダムでもなく圧倒的にゴジラだった。私が通っていた幼稚園は「今年の運動会のテーマはゴジラにしよう。ゴジラのように強い子供になろうとかそんな感じで」みたいなテーマを掲げ、クラスでいちばんゴジラの真似がうまいやつにゴジラの泣き真似をさせて行進しようとか、なんかそんな企画をやろうとしていた(なにぶん幼稚園の頃の記憶なのでデ
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