長男以外の人間は、結婚もできず、世間との交流すら許されず、死ぬまで家のために奴隷のごとく働かされる......。いったい、いつの時代の、どこの国の話だと思われるかもしれない。しかしこれは、日本に20世紀まで実在した「おじろく・おばさ」という風習なのである。 国土の7割が山である日本。山林によって隔絶された村では、独自の文化が発生する場合が多い。昔の長野県神原村(現・下伊那郡天龍村神原)もその一つだ。 耕地面積が少ないこの村では、家長となる長男より下の子供を養う余裕がない。そのため、家に残った下の子供は「おじろく(男)・おばさ(女)」と呼ばれ、長男のために死ぬまで無償で働かされた。 家庭内での地位は家主の妻子よりも下で、自分の甥っ子や姪っ子からも下男として扱われる。戸籍には「厄介」とだけ記され、他家に嫁ぐか婿養子に出ない限り結婚も禁じられた。村祭りにも参加できず、他の村人と交際することも無か
母は「津波だ、逃げろ!」と、2階にひきこもる息子に向かって叫んだが、彼は家から出てくることなく津波に飲みこまれた――。2011年10月16日、銀座・文祥堂イベントホールで、トークイベント「ひきこもりたちの東日本大震災」が開催され、その模様がニコニコ生放送で中継された。社会と人とつながれない"ひきこもり"は、推計で約70万人、その予備軍を含めれば、約225万人いるといわれている。このイベントでは、"ひきこもり"に関する著書を多数執筆する、ジャーナリストの池上正樹氏や、被災地でのボランティア活動を続ける精神科医の斎藤環氏らが登壇し、ひきこもり当事者とその家族にとっての、震災当日の様子や、避難所での集団生活など、メディアで取り上げられる機会の少ない、被災地における"ひきこもり"の現状を報告した。 震災当日、マグニチュード9.0を超える揺れのあと、沿岸部は津波に襲われる危険があった。震災後、現地で
2010年11月1日、Ustreamで放送された「UstToday vol.27」にゲスト出演したメディアジャーナリストの津田大介氏は「ニコニコ公式生放送の出演料はテレビより高いことがある」と明かした。UstTodayは毎週月曜日に生放送しているUstream情報番組。 番組内で津田氏は、現在メディア業界で起きている人材流動について触れ、「テレビは制作費が削られ、厳しい状況になってきている。一方でニコニコ生放送は制作費をしっかりかけており、放送作家や出演者など、テレビ業界で活躍している人材が流れこんできている」と語った。 「ニコニコ生放送はテレビと同じぐらい台本がかっちりしている。制作体制もしっかりしている。その上でネットならではのインタラクティビティや延長放送などを取り入れている」と津田氏。さらに自身のように事務所に所属せずフリーで活動している人については「テレビに出るのもニコ生もギャラ
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