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ブックマーク / www.cyzo.com (10)

  • 「知らないし、興味もない」──『この世界の片隅に』は“元アウトローのカリスマ”瓜田純士の心を動かすか

    新宿の片隅に生きる“元アウトローのカリスマ”こと作家の瓜田純士(37)が、世の中のありとあらゆる事象に対し、歯に衣着せぬ批評を行う不定期連載。今回は、大ヒット中のアニメ映画『この世界の片隅に』を鑑賞してもらい、率直な感想を語ってもらった。 昨年11月に公開されて以来、SNSや口コミで評判が広がり、先月末には観客動員数が120万人を突破した話題作『この世界の片隅に』(監督:片渕須直、原作:こうの史代)。今後も上映館は増加する見込みらしく、その勢いはとどまるところを知らない。 だが、年末年始は執筆に追われ、インターネットをほとんど遮断していた瓜田は、作のことを「まったく知らないし、興味もないし、予習もしてない」という状態で劇場に現れた。 しかも、この日の瓜田は体調不良で不機嫌そのもの。「熱があるので行けないかも」というメールが前日に届いていたのだが、「前売りのチケットを購入済みなので、できれ

    「知らないし、興味もない」──『この世界の片隅に』は“元アウトローのカリスマ”瓜田純士の心を動かすか
  • 【再掲】災害現場の困ったちゃん!? ボランティアに求められる自己責任の大原則 - 日刊サイゾー

    ※当記事は、東北地方太平洋沖地震の発生にあたり、サイゾーの過去の記事から再掲載しています。  台風18号が8日早朝、愛知県に上陸。各地を暴風雨に巻き込みながら日列島を北上した。愛知県の国道ではトラック4台が横転し、和歌山県では倒木に新聞配達中の男性がバイクで衝突して死亡。気象庁によれば、「昭和34年に東海地方などを襲い、死者・行方不明者5,098人を出した伊勢湾台風に匹敵する」としている。  アジアモンスーン地帯に位置する日列島は、元々が台風の常襲地帯。地形も急峻で断層や破砕帯が散在するなど、地理的にも地形的にも災害が発生しやすい自然条件にある。このため、毎年のように台風や地震等の自然災害に見舞われている。  そして、こうした災害復旧に欠かせないのが民間の「災害ボランティア」だ。全国の自治体が立案している「市町村災害復旧計画」も民間ボランティアの参加を大前提にしており、今や我が国の災害

  • 硬派な土木建造物を丸ごと集めた写真集『ドボク・サミット』

    海岸線にひろがる工場群、あるいは山奥にそびえ建つダム。「わざわざ見に行くほどのものでも……」とも思わるかもしれないが、今、巷で巨大建築物を鑑賞するのが、じわじわと流行りつつあるようだ。 去る2008年6月15日、東京・小平市にある武蔵野美術大学1号館104教室にて、「ドボク・サミット」というシンポジウムが催された。『ダム』『ダム2』の萩原雅紀氏、『工場萌え』『団地の見究』『ジャンクション』の大山顕氏、『工場萌え』『工場萌えF』の石井哲氏、『東京鉄塔』の長谷川秀記氏、『恋する水門』の佐藤淳一氏、――5人の著者が、各建造物についてプレゼンテーションを行い、聴衆を巻き込んで巨大建造物の魅力について話し合った。およそ300人もの人々が集まり、会場は熱気に溢れかえった。 そもそも、ドボクってなんだろう? 議長を務める佐藤氏によると、ドボクとは「土木建築物のみならず土木の特徴の一つである機能性重視とい

    硬派な土木建造物を丸ごと集めた写真集『ドボク・サミット』
  • 「作品」を「コンテンツ」と呼び始めた邦画界 ”お蔵入り映画”が続出する杜撰な内情

    2005年に製作されたものの、5年間お蔵入り状態になっていたオムニバスホラー 『オボエテイル』のポスター。ポジフィルムおよびスチール素材を製作会社が紛失したため、 画面から抜いたシーン画像とイラストの合成で作られている。 (c)2005(株)ベルウッド 年末年始は映画館がもっとも賑わう稼ぎどきだが、映画界から明るいニュースがなかなか発信されない。映画ファンから長年支持されてきた恵比寿ガーデンシネマが1月28日に閉館するのに続き、シネセゾン渋谷も2月の閉館を予定している。2010年6月には渋谷シネマライズが3スクリーンから1スクリーンに縮小。都内で個性を競い合ってきたミニシアターが厳しい状況に追い込まれている。また、邦画バブル以降、年間400以上も公開されている日映画だが、興収成績の上位は『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』『THE LAST MESSAGE海猿』と

    「作品」を「コンテンツ」と呼び始めた邦画界 ”お蔵入り映画”が続出する杜撰な内情
  • ネットで話題騒然 破壊力バツグンの痛車職人を直撃!

    11月上旬、とある痛車が「Yahoo!オークション」に出品され、ネット上でちょっとした話題になった。「宇宙軽トラ ヤマト~天草編~」と名付けられたこの痛車は、軽トラを宇宙戦艦ヤマト風に改造したもので、家ヤマトと同じく側面は灰色、船底部分は赤色に着色。荷台にはこたつ机をはじめ、ピンクにコーティングされたPCや電子レンジ、電話が並ぶ。そして極めつけは森雪を模したと思われる、黄色に塗られた巨乳人形……。 このオークションの入金先は「イスカンダル銀行スターシャ支店」となっていることからも分かるように完全にネタ出品ではあるが、最終アクセス数は159万3,237! 入札件数178件、最終落札金額272万円(現在オークションは終了/もちろん落札者なし)と大いに盛り上がった。しかし、面白いのはビジュアルだけではない。この出品者はユーザーから寄せられた質問すべてに対し律儀に回答しているのだが、これがまた面

    ネットで話題騒然 破壊力バツグンの痛車職人を直撃!
  • 「犬になりてぇ……!」ペット目線で無防備女子に迫る写真集『Pet’s Eye』

    お散歩中の犬を発見した途端、目を輝かせ「キャ~、可愛い~」と近付いてゆくキュートな女子。ミニスカートにも構わず、無防備にしゃがみ込んでジャレる姿を見て、「ああ~、俺も犬になりてぇ……」と思ったことはないだろうか。 そんな夢を叶えてくれるのが、ペット目線の写真集『Pet’s Eye』(マイウェイ出版)だ。「女のコが一番無防備な姿を見せるのは、恋人の前じゃなくペットの前だ」をコンセプトに、ベッドの中はもちろん、着替え中やお風呂場、トイレの中まで……今まで見たことの無いペットならではの低く近いアングルと、女のコの”無意識”によって生み出されるひとコマは、まさしく新感覚のエロ。もちろんパンチラや胸チラなど直球エロも満載なのだが、それ以上に女のコの「素」に潜むエロパワーについて考えさせられる、意外と奥深い作品なのだ。 ちなみにこの写真集で立派に「素」を披露してくれているのは、上品な女優フェイスが可愛

    「犬になりてぇ……!」ペット目線で無防備女子に迫る写真集『Pet’s Eye』
  • アダルトメディアは女性差別か? 思想を押しつける横浜市の男女共同参画事業

    「市民の半数がアダルトビデオに怒りを覚える街づくり」が横浜市で進んでいる。 事の発端は、横浜市が発表した「第3次横浜男女共同参画行動計画(素案)」だ。これは、横浜市が行っている事業の一環で、DVやセクハラを防止する施策。保育や子育て支援をよりよい形にすることを、目指すものだ。 そこで、なぜかアダルトビデオやゲームなど「女性の性の商品化」を非難するカテゴリーが盛り込まれているのである。 具体的には「取り扱い目標」の中の、「性に関する理解と生涯を通じた健康の支援」という部分。ここで「市民が、互いの性を尊重し合うとともに、心身の健康について正しい知識を身につけ」ている社会を目指すとして「アダルト向けのDVD・ビデオやゲーム等で、女性の性が商品化され、人権が侵害されていると思う人の割合」を増加させることが目論まれているのである。さらに意味不明なのは、ここに「目標値」なるものが設定されていること。

    アダルトメディアは女性差別か? 思想を押しつける横浜市の男女共同参画事業
  • 「音楽が一秒で降りて来る瞬間、それは幸福な体験」音楽家・菅野よう子の世界(後編)

    ■前編はこちらから ──菅野さんはサントラや楽曲提供がメインで、オリジナル・アルバムは出されたことがない。アーティスト「菅野よう子」としての欲求はどこで発散しているのか。そもそもそういうものはないのでしょうか。 菅野 例えば、アーティストとしての欲求ってどういうものですか? ──アニメや映画のタイトルのつかない、「菅野よう子」という名前で作品を発表したり、菅野よう子とはこういう作曲家であるという自己主張ですね。 菅野 そういうの、全くないんです。あるとすれば、「ライブをやりたいな」くらいです。当はスタジオにこもるよりも、皆の前で踊ったりしたいの! ってのはありますよ。でもサウンド的な、私の訴えたいこととかはないですね。最初からなかったです。自分がないんで(笑)。全くないですよ。どうでもいいんで、そういうの。 ──よく、ファンや熱心なリスナーの間では「菅野節」があるとか言われるけど。 菅野

    「音楽が一秒で降りて来る瞬間、それは幸福な体験」音楽家・菅野よう子の世界(後編)
  • 「スナックはママのキャラが命!」 都築響一が覗いた”いちばん身近な天国”とは?

    全国の「こんなところ誰が行くんだろう」というような珍スポットを巡った『ROADSIDE JAPAN 珍日紀行』(筑摩書房)や、無名な人たちの生活感あふれる部屋を追った『TOKYO STYLE』(同)など独自の視点で日常を切り取り、そこに新たな魅力を提示しつづけてきた都築響一。 そんな彼が新刊『天国は水割りの味がする~東京スナック魅酒乱~』(廣済堂出版)で注目したのが”スナック”! 東京各地にある50軒ものスナックを自ら取材し、ママさん、マスターの波瀾万丈な人生を880ページにわたりギッシリと詰め込んだ作について話を伺った。 ――今回のは都内のさまざまなスナックを紹介していますが、都築さんがスナックに行きはじめたきっかけは何だったんですか。 都築響一(以下、都築) 僕は地方に出張することが多いんですが、地方で飲む場所ってスナックしかないんですよ。それで自然と通うようになりました。ス

    「スナックはママのキャラが命!」 都築響一が覗いた”いちばん身近な天国”とは?
  • 伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」(後編)

    ■前編はこちら/■中編はこちら ──なるほどー。ストイックというか、ひねくれた自分ルールですな。そういう精神が伊集院さんの『伊集院光のでぃーぶいでぃー』(ポニーキャニオン)にも出てましたね。若手芸人にジャンケンとか野球とか団体ゲームをやらせるんだけれど、必ずスパイを混ぜたり気まずくなるような巧妙なルールを作って、若手芸人たちの団結力を測りながら、それを壊して、どんどんギスギスさせて、それを伊集院さんが上から見て爆笑しているあの構図、当に面白いです! 私はあまり人を信用できない方なので、ああやって頭のいい人が策に溺れたり、身内で裏切りあっていくのは、スリリングだけどマヌケで笑えました! 伊 良かった! あれは僕のモットーなんですよ。「人間はみんなマヌケだ」っていう。 ──ああいうときの伊集院さんは当に楽しそうですよね。 伊 みんなを混乱させて、言い合いさせるのが愉快でしょうがないんですよ

    伊集院光さんの至言「結局、うんこを食うしかない状況になるんです」(後編)
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