先日「iPhone 7/7 Plus」が発売されるや、製品の背面に「総務省指定」の文字が刻印されていることが賛否両論を呼びました(関連記事)。これは同端末が国内向けの非接触ICカード技術「FeliCa」に対応したため、電波法に従い表記が必要になったと見られています。しかし一方で、なぜAndroidのFeliCa対応端末には「総務省指定」の文字がないのか疑問の声もあがっていました。 「arrows」シリーズを開発販売する富士通、「Xperia」シリーズのソニーモバイルコミュニケーションズへ取材したところ、両シリーズのFeliCa対応機種はいずれも、電界強度が電波法の基準値以下になるよう設計しているため、総務大臣からの指定がいらなくなっているそうです。以下、詳しく見ていきます。 「iPhone 7 Plus」ゴールドに刻印された「総務省指定 MIC/KS」の文字 なぜiPhone 7には「総務