新千歳(北海道)線と伊丹(大阪)線で主力機材を小型化した影響で、全線の平均搭乗率は前年比10・4ポイント増の72・4%となったが、利用者数は前年比0・2%増の108万7365人で、ほぼ横ばいだった。 羽田線の利用者は、日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)による各1便の増便に加え、東日本大震災後に太平洋側の交通網が機能停止したことによるビジネス客の流入増や、秋季の修学旅行需要の増加などで、前年より10・0%増の81万7846人と好調を維持。搭乗率も前年比8・4ポイント増の73・3%だった。 名古屋線は小牧線が3月で運航を終えて中部線のみとなった影響で、同19・3%減の6万8974人。新千歳線も主力機材を76席から50席に小型化したことにより、同7・3%減の8万1093人となった。伊丹線も、前年に使っていた150席以上の機材を使わず、76席以下の機材で運航したため、搭乗率は前年比13・1ポ