九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働問題を巡り、県庁に侵入して抗議活動をしたとして建造物侵入や威力業務妨害などの疑いで告発された俳優の山本太郎さんを佐賀地検が不起訴処分としたことについて、佐賀検察審査会は不起訴相当の議決をした。福岡市の男性が不起訴処分を不服として同審査会に審査を申し立てていた。 山本さんは昨年7月11日、反原発団体メンバーら約150人と佐賀県庁で抗議活動。バリケードを越えて庁舎に入り、知事に面会を求めたなどとして告発されていた。 審査会は15日付の議決理由で「不起訴処分裁定を覆すに足る証拠を発見できない」と指摘した。