さて、今日はバベル展へ行ってきた。 バベル展とは、ブリューゲルという画家が描いた バベルの塔の絵が主役の展覧会だ。 ところで、皆さんはご存知だろうか? バベルの塔にまつわる物語を。 話の流れはこうだ。 その昔、人は天までそびえる塔を 作ろうと思いついた。 そして実際に人々は塔を作り始め、 高く、もっと高くと求めていった。 だが、そんな人間の驕りは 神の怒りに触れた。 そして塔は崩れ去り、 二度と人々が集まって こんな悪さができないようにと、 人々の話す言語をバラバラにして 彼らを散らしてしまったという。 (ほんとだよ!) つまり、我々日本人が英語に 苦しまなければならないのは、 この愚か者達のせいというわけだ。 本当に度し難い連中だ。 仏罰を下すしかない。 私は湧き上がる怒りを抑えながら 展覧会へと向かった。 さて、会場はとても混雑していた。 こういう人の集まる展覧会は、 観客が力尽きてく