「日常の中に小さな差異が本当にたくさん潜んでいる。それを皆さんはあまり自覚していない。あるいは気づいてもすぐに頭をリセットしてしまう。でも、それをあえてリセットしないで、大事に温めておく。例えば、電車に乗る時に扉の足元に溝が切ってあるでしょう。この溝はなんで4本あるのか、滑り止めなのか、それとも水が入るのを防いでいるのかとか、ぼんやり見ているだけでも、新しいデザインのアイデアが出てきます」。 クリエーターによって、アイデアの引き出し方は様々だ。海外を訪れ、非日常的な環境に自分を置くことでアイデアを得る人もいれば、常にアンテナを張って自分が関心のある事柄の情報を収集し、そこから新しいアイデアを紡ぎ出す人もいる。サトウの場合は日々の生活の中で何気なく出会う様々な場面から、デザインのインスピレーションを得ている。 「山手線の範囲内でも、その中にものすごく多くのデザインソースが転がっている。アイデ
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